知的生産を行う目的は、生産性の向上というより精神衛生のためである
梅棹忠夫氏は、水が水路を流れる時の、層流と乱流の違いで表現した。 層流
障害物が何もなく、大量の水が高速で動いても音ひとつしない状態。
乱流
水路の出っ張りに水がぶつかり、渦巻きや泡立ちがおき、水全体がごうごうと音を立てて流れている状態
知的生産の目的は、この乱流を取り除くこと。
精神の層流状態を確保すること
それにより、イラつきが減り、精神の安静が得られ、生活の中に秩序と静けさが訪れる
人間が人間らしい状態になる
確かに、生産性は上がる
能率が上がり、最小労力で最大の成果を上げるということもあるが、メインはそちらではない。