反脆弱性
「反脆弱性」「反脆さ」というのは、anti-fragileの訳語
「脆い」の反対という意味だが、たんに「頑強 (robustness)」という意味ではない。
反脆さは、耐久力や頑健さを超越する。
つまり、
反脆いものは、衝撃を糧にする。
衝撃が加われば加わるほど、強くなる。
なんらかのストレスや圧力により、かえってパフォーマンスが向上する
無秩序をむしろ糧とする独特のしなやかさを兼ね備えている。
反脆弱性のある組織を作る
人間は、「確実性」を求めるが故に、その不確実性を排除して、より頑健のシステムを構築にしがち。
「組織」をつくるときも、いかに効率的で安定感のある「頑健な組織」を創ることにフォーカスする。
同じような能力、経歴を持つ人を集めたり。
予期せぬ大変化に強くなるためには、組織の設計段階から、意図的に反脆弱性を盛り込むことが重要になる。
例えば
多様な能力や経験の人材を登用する
外国人採用を積極的にする
他社と積極的に交流会をする
社員に1日リーダー/社長などをやらせる
など
一時期的には、「組織」内、不安定さや混乱を招くが、結果として組織が活性化し、強い組織へと変貌するきっかけとなる。