MOCのケース
https://forum.obsidian.md/t/a-case-for-mocs/2418
感じたこと
例えが非常に秀逸
分散型のノートをどこに置くか心配しないタイプがまさにCosense(旧: Scrapbox)
一度に2ブロック半径しか表示されない地図を持って都市を移動するようなもので道に迷う可能性があるという表現で、うまく表している
非中央集権型(MOC)が一番良い。
非中央集権型ネットワークを移動するのは、目的地への道を見つけるために近くの大きなランドマークを示す地図を持って都市を移動するようなもの
各MOCは独立して存在することも、より大きなインデックス構造内に存在することもできます。
ユーザーは自発的な思考を記録する柔軟性を持ちながら、ノート内に構造を作成することができます
カテゴリーの有用性と流動性
猫MOC -> 動物MOC -> 興味あることMOC など
この内容をもとに講座を作成する #💡
本文
ノートを取る際、ワークフローをどのように行うべきかについては様々な考え方があります。どのようなシステムであれ、取ったノートは最初は大きな構造の個々の要素となります。その大きな構造をどのように整理するかについては議論の余地があります。人気のある方法の1つで、焦点を当てる価値があると思われるのが、MOCを使う方法です。
ネットワークの種類
この思索の目的のために、以下の画像に示す3つの主要なネットワークタイプに焦点を当てます。この画像は、1964年にポール・バランが、3つの異なるネットワークトポロジーと、核攻撃の際の脆弱性のレベルを示すために作成したものです。
https://scrapbox.io/files/660ba230dfe00d0026c159b9.png
中央集権型
https://scrapbox.io/files/660ba4dbdfe00d0026c195c4.png
中央集権型ネットワークとは、すべてのノートが単一の中央集権型インデックスノードに格納されているネットワークです。中央集権型システムでは、ノート同士の関連付けに柔軟性がほとんどありません。これが適切な特定のユースケースもありますが、ノート全体のコレクションに対しては非常に制限があります。バックリンクを使用すると、システム内の他のノートへの接続を見るために、毎回中央集権型インデックスを通過しなければなりません。すべてがつながっていますが、つながりの強さが弱く、理解が難しいのです。
中央集権型ネットワークを移動するのは、ある場所から別の場所に移動するたびに、常に町の広場を通過しなければならない都市を移動するようなものです。
💡例えが秀逸
明らかにこれは非効率的で、途中で他の興味深いポイントに気づくのは非常に難しいでしょう。
分散型
https://scrapbox.io/files/660ba4d2f5b98600255cb377.png
分散型ネットワークは、インデックスノードが完全に存在しない場合に起こることを示しています。このネットワークは、混乱に対して非常に強い耐性を持っており、ポール・バランが米軍のネットワークのスタイルを決定する際に選択したネットワークトポロジーです。データの大部分を失っても、周囲の他のノートとの関連性やつながりを見ることができます。構造はありますが、書くスペクトルの反対側にある2つのノートのつながりを見るのは難しいです。分散型ネットワークは、つながりを見つけるには集中型よりもはるかに優れていますが、これも非常に制限があります。
このスタイルのネットワークの利点は、大きな自発性とアイデアの比較的自由な流れを可能にすることです。ユーザーは、ノートをファイルシステムのどこに置くかを考える必要はありません。すべては単一の宛先に保存され、何かを整理する方法について心配することはほとんどありません。
Cosense(旧: Scrapbox)がこれか。
これにより大きな自発性が可能になるのは事実ですが、ネットワークを導く力が著しく欠けています。
分散型ネットワークを移動するのは、一度に2ブロック半径しか表示されない地図を持って都市を移動するようなものです。その都市に詳しければ、目的地にたどり着くことはできるでしょうが、非常に効率的ではなく、過度の時間とエネルギーを必要とするでしょう。しかし、途中で多くの興味深いポイントを見つけることができるでしょうが、道に迷う可能性もあります。
非中央集権型
https://scrapbox.io/files/660ba4e73920300024108872.png
最後に、ほとんどのユースケースでノートを取るのに非常に適した非中央集権型ネットワークがあります。このスタイルのネットワークでは、中央集権型のインデックスノードがありますが、中心から離れるにつれて、多くの追加のインデックスノード、つまりMOCがあります。
このネットワーク内では、ユーザーは自発的にノートを接続しながら、アイデアのコレクションを移動する能力を高めることができます。ノートは一般的に単一のディレクトリに保存されますが、MOCを追加することでネットワークが強化され、ユーザーは単一のトピックに関連するすべてのノートを収集するのに役立ちます。MOCは様々な方法で使用できますが、一般的には、広いトピックと、その中の他のノートへのバックリンクのコレクションで構成されています。
例としては、以下のようなものがあります。
https://scrapbox.io/files/660ba8377e38950026605782.png
これらのMOCは、ノートのネットワーク全体に広がり、よりアクセスしやすいナビゲーションを提供します。非中央集権型ネットワークを移動するのは、目的地への道を見つけるために近くの大きなランドマークを示す地図を持って都市を移動するようなものです。ランドマークは、途中で新しい興味のあるポイントを見つける自発性を損なうことはありませんが、方向を見失わないようにし、新しい道を見つけるのに大いに役立ちます。
各MOCは独立して存在することも、より大きなインデックス構造内に存在することもできます。例えば、多くの種類の動物について書いている場合、「動物MOC」を持つことが役立つかもしれません。これは、より大きな「興味MOC」にネストされています。この方法により、ユーザーは自発的な思考を記録する柔軟性を持ちながら、ノート内に構造を作成することができます。ノートは、書いた後にMOCに追加することも、さらに分類する必要がない場合は単にメインディレクトリに残すこともできます。
最後に
MOCは、個人のノートテイク哲学を使用しながら、知識のコレクションにナビゲーション機能を追加する方法を提供します。MOCは一時的で柔軟性があり、一晩でMOCシステム全体を取り除くことができ、それが提供する組織化以外は何も失われません。
MOCは、「第二の脳」に現れる漠然とした知識の集合の中にある、アイデアの海の航海標識なのです。