近代神道研究をめぐる諸相—柳田国男「神道私見」を視点として(目次)
『日本宗教史6 日本宗教史研究の軌跡』(吉川弘文館、2020年9月刊行)所収
2020年度の大学院ゼミで扱いました。
目次
はじめに—問題の所在
1. 柳田国男の眼を通して明治・大正の「神道」を覗く
神道研究の展開過程と柳田「神道私見」
「神道私見」という言説—テキストの生成と論点
2. 行政・教育に関わる「神道」と神道・神社研究
制度上の団体としての「神道」
神社行政をめぐる官僚と柳田の視点
皇典講究所・国学院という教育・研究機関
「国民道徳」と神道—焦点としての田中義能
3. 柳田国男・加藤玄智・フレイザー
柳田国男と加藤玄智—人身御供をめぐって
フレイザーから「神道」理解へ
おわりに—「神道私見」から見えた「神道」と神道研究