研究方法・調査方法など:理論演習2024
以下の2点を意識する。
何を対象にしたら自分の理解したいことが解明できるのか。
どのような方法でそれは可能か。
自分の関心対象そのものだけでなく、その周辺にまで対象を広げつつ、先行研究を探す。
そういう先行研究をリストアップしたら、何を具体的な対象にしているのか、どのような調査方法・分析方法でそれを理解しているのか、という目を忘れずに、その先行研究を読む(料理で言うなら、材料と具体的な調理方法をつきとめる感じ)。
同じく文献調査とはいっても「どんな論文があるのか」と「その論文はどこにあるのか」は違う。
「どんな論文があるのか」を調べるには、まずは先行研究(研究書、論文)にあたるのが近道である。
論文の見当がつかないときには、自分が研究しようと思っている分野の学会誌を総めくりする。
宗教研究に役立つオンライン・リソース集(黒崎浩行)
K-RAIN(國學院大學学術情報リポジトリ)
一次資料の横断検索の例:Japan Search
調査方法の面での準備:いずれの方法を採るにしても、入門書を早い時期にきちんと読むこと
思想系:テキストを分析的にじっくり読む
指導の先生に聞く。
歴史系:史学の人たちと同じく、史料に向き合う
前提として自分の対象とする時代の概説書(講座、シリーズなど)をいくつか読んでおく。
(入門書の例)松沢裕作・高嶋修一 編『日本近・現代史研究入門』岩波書店、2022年
社会調査系(社会学、文化人類学、民俗学、…)
神道学・宗教学固有の方法というよりは…
(入門書の例)佐藤郁哉『社会調査の考え方』上・下、東京大学出版会、2015年
専門の事典類:→さまざまな参考文献:理論演習#66a5ee0e06fc7f000075ce8e