ラウンド進行
ラウンド
戦闘はラウンドと呼ばれるゲーム内時間単位で処理される。ひとつのラウンドは四つのプロセスで構成される。ラウンドはそのラウンド進行に参加しているキャラクターすべてがアクションを行なうまで持続する。ラウンド進行中にゲーム内での時間経過が必要であれば、1ラウンドはおおよそ一分とするとよいだろう。むろん、必要があればそれより長くても、短くてもよい。
シーンとラウンド
シーン進行からラウンド進行に切り替わっても、シーンが自動的に終了するわけではない。同様に、戦闘が終了してもシーンを自動的に終了させる必要はない。
ラウンド進行の開始と終了
ラウンド進行の開始はGMが宣言する。戦闘であるのなら、GMが戦闘状態に入ったと判断し、ラウンド進行の開始を宣言して初めて開始される。
ラウンド進行はGMが終了を宣言するまで自動的に継続する。GMは、ラウンドの途中でもラウンド進行の終了を告知してそのラウンドを切り上げてしまってもよい。
これまでのラウンド中にキャラクターが受けてしまったバッドステータスやエフェクトの効果などの処理は、最後のクリンナッププロセスで行なう。これらの効果はラウンド進行の終了と同時に終了するものとする。
ただし、GMはシナリオや演出の都合に合わせてバッドステータスから回復しないことにしてもよい。また、ラウンドの終了時に、まだメインプロセスを行なっていないキャラクターが存在していた場合、GMが許可すればメインプロセスを行なってもよい。
セットアッププロセス
GMは新しいラウンドの開始を宣言し、シーンに存在するキャラクターを確認する。登場シーンに新たに登場するキャラクターがいる場合、このタイミングで登場する。登場したPCは侵蝕率を1D10点上昇させること。
エフェクトやエネミーエフェクトの一部には、セットアッププロセスに行動や使用を宣言するものがある。
イニシアチブプロセス
未行動のキャラクターの中で、誰が次のメインプロセスでアクションを行なうかを決定するプロセス。もっとも【行動値】の高いキャラクターがイニシアチブキャラクターとなり、アクションを行なう。
もっとも【行動値】の高いキャラクターが複数存在する場合は、PC、NPCの順番でアクションを行なうこと。PC同士で【行動値】が同じなら、該当するPC同士で相談して行動順番を決定すること。迷ったらGMが決定するとよい。NPCの場合はGMが決定すること。
もし、すべてのキャラクターが行動済みであれば、クリンナッププロセスに移る。
エフェクトやエネミーエフェクトの一部にはイニシアチブプロセスに行動や使用を宣言するものがある。
メインプロセス
イニシアチブプロセスで決定されたイニシアチブキャラクターがアクションを行なう。主にメインプロセス中にキャラクターが行なう行動をアクションと呼ぶ。アクションは、メジャーアクション、マイナーアクション、リアクション、そしてオートアクションの四つに分かれている。それぞれのアクションで何が行なえるかについては後述する。キャラクターは、マイナーアクション、メジャーアクションの順番でおのおの一回ずつ行なえる。
リアクション
他のキャラクターのメジャーアクションに対応して行なうアクションのことをリアクションと呼ぶ。リアクションは行なっても行動済みにならない。
オートアクション
マイナーアクションやメジャーアクションを使うことなくGMに対する宣言のみで行なえる行動のこと。
クリンナッププロセス
ラウンドの終了にともなう処理を行なう。処理が終わった後に、戦闘が継続するならば次のラウンドのセットアッププロセスへ移行する。
#ルール系
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