プリプレイの流れ
プリプレイでは、ゲームの準備を行なう。そこで、当日までの準備、そしてプレイ当日にプレイヤーとGMが集合し、実際に遊び始めるまでの準備について解説する。
セッションの準備
セッションの準備について解説する。GMをはじめとした参加者は、セッションの為にさまざまな準備をセッション開始までに終えなければならない。
もっとも重要なのは、メンタル面での準備である。『DX3rd』を遊ぶ以上、楽しもう、参加するプレイヤーたちを楽しませようという気持ちを持ってもらいたい。人間、何となくやる場合と、明確な目的を持ってやる場合では、その成果に大きな違いが出る。
フィジカル面も忘れてはならない。セッション当日に風邪を引いていたり、ケガをしてしまっては一緒に遊ぶ他の参加者に迷惑を掛けることとなる。できるだけ避けたい事態だ。
ルールブックを読む
まずはしっかりとルールブックを読むこと。参加者はルールブックを通読して、どのルールがどのあたりにあるのかを確認しておくこと。
シナリオを作成する
GMはセッションで使用するシナリオを用意する必要がある。
PCの作成
GMはすべてのプレイヤーに指示して、セッションに使用するキャラクターを作成してもらう必要がある。クイックスタートでPCを作成するのなら当日でもよいが、コンストラクションで作成するのなら、当日までに済ませておく必要がある。そのために、GMは的確な指定と指示を行なう必要がある。
当日の準備
それでは、セッション当日、参加者が集合してから、メインプレイの直前までにどのような準備が必要になるのだろうか。そのことについて解説しておこう。
トレーラー、シナリオハンドアウトの発表
GMは用意したトレーラー(予告編)を読み上げる。
さらにGMはシナリオハンドアウトを読み上げること。シナリオハンドアウトはGMがプレイヤーに任意に渡してもよいし、すべて公開してプレイヤーに選択させてもよい。
PCのチェック
GMは、プレイヤーたちが用意したキャラクターシートを見て、記入漏れやミスが発生していないかを確認すること。もし、PCの準備ができていない場合は、作成を指示すること。
自己紹介
各プレイヤーにみずからのPCの紹介をしてもらおう。順番はGMが任意に決定してよい。基準が必要なら、セッションシートへの記入順や席順でよいだろう。この時、紹介すべき事項は次のようなものである。
PCの名前、年齢、性別、コードネーム、カヴァーとワークス
シンドローム
PCの外見(特徴的な外見、髪型、髪の長さ、背の高さ、まとっている雰囲気など)
PC間ロイスの決定
物語において登場人物同士は何らかの人間関係を結んでいく。オープニングでは無関係でも、物語が進行する途中で、何らかの関係が直接的、間接的に結ばれるものだ。これを表現するのがPCとPCの間に結ばれるロイス、PC間ロイスである。
GMは、シナリオの構想や予想される展開などに合わせて、どのPCとPCの間にロイスを取得するかを任意に決定してよい。特に想定が無いのであれば、左隣に座っているプレイヤーのPCに対して取得すればよいだろう。