シーン
シーンのルール
場と退場
シーンに参加するためには、そのシーンに登場する必要がある。シーンは、舞台のようなものである。舞台に上らなければ役者(PC)は何もできない。その逆に、シーンから去ることを退場と呼ぶ。キャラクターは、GMの許可を得られれば、いつでもシーンから退場できる。GMはシーンに誰が登場しているか、任意に決定できる。もちろん、必要であればシーンの途中に登場してもらう(させる)こともできるし、登場しているキャラクターを退場させるのも任意に決定できる。
シーンへの登場による侵蝕率の上昇
PCがシーンに登場すると侵蝕率が1d10点上昇する。
シーンの進行
シーンは次のような手順で進行される。
シーンプレイヤーおよび登場しているキャラクターの指定
GMは、これから開始するシーンのシーンプレイヤーが誰であるのかを宣言する。シーンの開始GMは、シーンの開始を宣言する。そして、シーンの場所と目的について簡単に解説を行なう。これは、プレイヤーが、そのシーンに登場すべきかどうかを判断するための材料を提供する必要があるためだ。
同行者の指定
シーンプレイヤーは、一緒に行動しているPCを指定して同時に登場できる。これを同行者と呼ぶ。同行者は相手の了承が得られれば何人でも構わない。もちろん、GMは行なわれるシーンの都合に合わせて同行者を認めても認めなくてもよい。なお、NPCと同行できるかどうかはGMが任意に決定してよい。
PCの登場希望
登場を希望するPCは、GMおよびシーンプレイヤーの許可を得る必要がある。許可が得られるのなら、シーンに登場できる。なお、登場はシーンの開始時に限られているわけではない。シーンの途中に登場してもよい。ただし、シーンでラウンド進行(戦闘)が行なわれている場合は登場できるタイミングには制限がある。
登場チェック
自分のPCがシーンに登場したら、侵蝕率を1D10点上昇させる。
シーンの演出
登場するPCが決まったら、GMは、シーンの演出を開始する。シーンはGMの用意したシナリオに沿って演出されることになる。以降は、GMとプレイヤーの会話をメインとしたコミュニケーションでシーンは進行していく。また、シーン中にロイスを設定することもできる。
シーンの終了
GMは、いつでもシーンの終了を宣言できる。基本的には、シーンプレイヤーがシーンから退場したら終了させるとよいだろう。シーンを終了させたら、シナリオの進行にしたがって次のシーンプレイヤーを決定して、次のシーンに移る。
マスターシーン
GMは、NPCがシーンプレイヤーとなるシーン、あるいはシーンプレイヤーの存在しないシーンを設定できる。これをマスターシーンと呼ぶ。マスターシーンでは、誰も登場させないということを含めて、登場するキャラクターをGMが任意に決定できる。