バベルの図書館
「バベルの図書館」(バベルのとしょかん、原題: La biblioteca de Babel )は、ホルヘ・ルイス・ボルヘスの短編小説。また同作に登場する架空の図書館の名。
80文字40行410ページの、22文字のアルファベット(スペイン語だから?)、空白、コンマ、ピリオドだけを用いた、表現可能な全組み合わせの本が全て収蔵された図書館。蔵書の大半は意味のない無作為な記号列。
教義の「大図書館教での大図書館の種類」でも触れられているように すべての情報を納めると、あらゆる記号の列を含むことになり、バベルの図書館と等価で、情報を製作するコストと情報にたどり着くコストが等しくなり
全組み合わせが収蔵されてはいるが、それゆえ目的の本を探すことは困難を極めるため「なくしていたはずのどんな情報とも再会できる」ような性質を保たない(=図書館教的ではない)