Linux:vm.swappiness
メモリが少なくなってくると Linux:Kernel は空き領域を確保するべく、メモリのキャッシュを破棄するかしばらくアクセスのない使用メモリをSwapに移動する。この処理を Swap IN /Swap OUT という。 vm.swappiness は Kernel がメモリスワッピングどのくらいのレベルで行うかを設定する値
0 ~ 200 までの間で設定する
デフォルトの値は 60
code:sh
# 現時点での vm.swappiness を確認する
cat /proc/sys/vm/swappiness
# 永続化された設定を確認する
cat /etc/sysctl.conf | grep vm.swappiness
メモリスワッピングを実施する際 Linux:Kernel は vm.swappiness の設定値により破棄する領域を選択する。 例えば vm.swappiness = 0 であれば Swap OUTが発生しなくなる
強制的にオンメモリで処理させるには有効だが、物理メモリの余裕がなくなると退避先がなくなるので、OOM Killer により処理が強制停止されるリスクが高まる
Swap自体は使用しても問題ないが、相当数のSwapの操作繰り返すと、IOの負荷になってしまうので注意が必要になる。
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