今までに見たアニメの話?紹介?
こんにちは。バルゴートです。
たっくまんさんとはCivilization Board Game(通称:CivBG)の関係でお会いして以来のお付き合いで、色々お世話にもなっているので、はてな以外は大体知っていました。じゃあはてなさがせばいい…ってコト?
さて、あんまりこういう物書きは得意というわけではないんですが自己紹介を兼ねて書こうと思います。
簡単な自己紹介
名前の由来はbarbarossa(伊:赤ひげ)とgoatee(英:やぎひげ・あごひげ)のかばん語です。高校の時あごひげを伸ばしていて、手入れが適当で赤茶けていたのが由来。
どもがよ鯖にはヴぃさんの紹介で入りました。ヴぃさんともCivBGの繋がりで最初はお会いしたと思います。
鯖ではだいたいクイズにいます。得意分野は世界史。本業も世界史関係のお仕事です。
暇な時はなにかしながらアニメ見ていることが多いです。
あとはMagic:the Gatheringを遊んでいます。主なフォーマットは統率者(EDH)です。コロナ前まではレガシーを中心にしていましたがまだ復帰してません。デッキ崩した訳ではないのですが猿いなくならないかなと思って見てます(無理そう?)。
ボドゲもたまに遊んでいます。
前置き
今回、記事の内容にアニメを選んだのは、先日『ARIA The BENEDIZIONE』が公開されたからです。これは天野こずえの漫画作品『ARIA』のアニメシリーズの放映15周年プロジェクトで制作され、シリーズの最終章という位置づけになっています。『ARIA』は私にとってアニメをまぁまぁよく見るきっかけとなった作品であり、その「最終章」(ほんとにそうなるかはわかりませんが)が世に出たタイミングでひとつ視聴したアニメの振り返りをしようかなと思ったというところです。あと、一時期アニメクイズをお出ししてたけど思ったより皆さんアニメ見てないような反応だった(年代が合ってないだけかも)ので紹介もしようかなという感じです。
もちろん全部書くことは無理なので、印象に残っていたり、もっと見られていてもよさそうなものなどを取り上げます。2010年以降は放送年ごとに1~3つという感じで書きます。放送されていたときには見ていなくてあとから見ているアニメもありますが、放送年ごとに書いていきます。ただ、自分的に重要なアニメがいくつかあるのでそれだけ先に書きます。紹介のつもりで書いているのでネタバレには一応配慮しているつもりです。突発だったので、これを書くためにアニメの見直し等をしていないため記憶違い等があるかもしれません。長くなりそうでだるかったのでですます調はやめてます。画像は適当にインターネット(だいたいdアニメストア)からリンク張ってます(表示位置の調整が適当なので環境によっては表示が崩れるかもしれません)。
本編
『時空冒険記ゼントリックス』(2003、2クール、オリジナル)
https://img.hmv.co.jp/image/jacket/400/10/9/4/643.jpg
(あらすじ)舞台は知能を持つロボットが暮らしを支える国「ゼントリックス」のゼントリックスシティ。ロボットと人間が共存し平穏な日々をすごしていたある日、ゼントリクスのすべてを管轄しているロボット「オミクロン」がクーデターを起こす。その中、国王は失踪し、王女「ミーガン」はオミクロンの手から逃れるためタイムマシンで過去へ逃げることを決意する。しかし、彼女がタイムマシンで過去に降り立つと、15歳だったはずのミーガンは8歳の姿となっていた。途方にくれている彼女の前に、謎のロボット、「ゼウス」が姿を現した……。(ここまでwikipediaの引用)
(寸評・思い出・紹介)まっっっったく記憶がなくて、見ていたという記憶しかない(なのであらすじもこのアニメだけwikipediaから引用)。じゃあなんで書いているのかというと、このアニメは土曜の朝にBS2(NHK衛星第2)に存在した「衛星アニメ劇場」枠で放送されていたアニメで、この枠でいくつかアニメを見ていた記憶があるから。具体的には『ベルサイユのばら』『学園アリス』『うる星やつら』とか。『時空冒険記ゼントリックス』はメインキャラ覚えてるのにタイトル覚えてなかったのであえて選んでいる。『機動警察パトレイバー』とかもやってたらしいけどそのへんは全く記憶がない。ソフト化はされてるみたいだけど入手してまた見ることはなさそう。家では夕方とかゴールデンタイムにやっていたようなアニメはほとんど見ていなかったのでアニメ原体験は(『アンパンマン』とか除けば)このあたりだと思われる。
『魔法少女隊アルス』(2004、通年、オリジナル)
https://amplifizr.jp/wp-content/uploads/2019/09/SID0017008.png
(あらすじ)魔法に憧れる少女・アルスはある日魔法の世界へと転移してしまう。そこで捕まえられていた妖精たちを見つけ解放したが、魔女たちにとって魔法を使うために必要なものであった。妖精捕獲所の見張りをしていたシーラとエバとともに、アルスは100種の妖精を捕まえることとなるが……。
(寸評・思い出・紹介) NHK教育(Eテレ)の「天才ビットくん」内で放送されていた10分程度のアニメ。小学生の時にたまに見ていた記憶があり、これも自分のアニメ視聴の端緒の1つと思われる。あらすじの通り、「魔法少女」とあるものの実態は異世界転移的な話で、主人公は快活な女の子ですが設定や展開はダークな感じ。まぁ「ビットくん」も陰の気がする感じだったはずだし。エンディングのKOTOKOの曲が内容に反して明るいのが強く印象に残っている。子供ながらに作画がヤバいなと思うことがあり、演出なのかと思っていたが大きくなって調べたらほんとにやばかった模様。OVAが出ているので買いたいなとずっと思っているがまだ買っていない(本編はdアニなどで見られます)。
『みなみけ』(2007、1クール、原作漫画)
https://cs1.anime.dmkt-sp.jp/anime_kv/img/20/55/7/20557_1_9_8b.png?1551270771000
(あらすじ)この物語は南家三姉妹の日常を淡々と描くものです。過度な期待はしないでください。
(寸評・思い出・紹介)多分最初に見た深夜アニメ。ワンセグ携帯で録画して見てた。どうしてそうなったかはよく覚えてない。日常系のギャグだから楽しく見ていた気がする。続編で『みなみけ おかわり』(2008、1クール)がクール続きで放送されているが、なぜか制作が変更になってアニオリキャラも評判が悪かった。でも『みなみけ おかえり』(2009、1クール)、『みなみけ ただいま』(2013、1クール)と制作されているし作品としては人気すごい。原作はまだ連載が続いていると知ってちょっとびっくりした。
『ARIA The ORIGINATION』(2008、1クール、原作漫画)
https://cs1.anime.dmkt-sp.jp/anime_kv/img/10/19/7/10197_1_9_8b.png?1551424036000
(あらすじ)火星がテラフォーミングされ人類が入植している近未来が舞台。地球出身の主人公・水無灯里は、火星に移築されたネオ・ヴェネツィアで、ゴンドラで観光案内を行う水先案内人(ウンディーネ)として一人前となることを目指している。所属するARIAカンパニーの唯一の先輩・アリシアやネコのアリア社長らに見守られつつ、同じく見習いで同業他社の姫屋所属の藍華、おれんじプラネット所属のアリスとともに練習に励みつつ、素敵なことを見つける日々を過ごす。未来形ヒーリングストーリーの第3期にして最終章。
(寸評・思い出・紹介)3期が紹介に来ているのはここから見始めたため。先述の通り、アニメで最初にすごくハマった作品で、かつアニメをまぁまぁよく見るようになっていくきっかけとなった作品。まず、背景の美しさに驚いた。ヴェネツィアの壮麗な建築、裏道の建物、海の蒼、黄昏の空、挙げればキリがない。温かいキャラクター・ストーリーも素晴らしかった。当時は天才少女のアリスに特に思い入れを持って見ていたけど、今見たら努力家の藍華に目が向くと思う(なお、『BENEDIZIONE』は藍華とその師である晃の姫屋コンビに焦点が当たっているのでそういう意味でも楽しみであった)。主人公の灯里はなんの変哲も無いような日常でも輝かせてしまう力を持ち、第3期は「始まりの終わり」であり、原作も並行して単行本最終巻が刊行されるという状況だったので最後の方のエピソードは大体泣いてた。ハマったとはいえ、作品自体がすぐ終わってしまったわけで、1期放送10周年記念で劇場アニメ(『ARIA The AVVENIRE』)になったときは本当にうれしかった。そこから5年経ち、再びの劇場アニメ(『ARIA The CREPUSCOLO』、『BENEDIZIONE』)となった訳で、今度こそ本当に終わりかという感慨がある。あまりいないと思うが(というか皆さん『ARIA』は知ってそうだが)、もし未見で、劇場公開中に『BENEDIZIONE』を見たいなら、少なくとも『ORIGINATION』と『AVVENIRE』を見てから行くのをおすすめする。
『ストライクウィッチーズ2』(2010、1クール、オリジナル)
https://cs1.anime.dmkt-sp.jp/anime_kv/img/10/12/8/10128_1_9_8b.png?1551173761000
(あらすじ)突如現れた異形の存在ネウロイにヨーロッパの大半が席巻された世界。ネウロイに対するのは魔法力をもった少女・ウィッチたちであった。第501統合戦闘航空団の一員としてガリア解放を成し遂げた宮藤は、その後、軍を離れて扶桑での日常生活に戻っていた。そこに亡き父からストライカーの設計図とおぼしき手紙が届く。それについて尋ねるため宮藤は師である坂本少佐のもとを訪れるが……。
(寸評・思い出・紹介)『2』を挙げているのは『ARIA』同様の理由。ミリタリーにハマっていて見始め、本編の熱さや空戦描写、世界観、設定、女女要素などがストライクでもうずっと追っているコンテンツになってしまった。1期(『ストライクウィッチーズ』、2008、1クール)は宮藤の成長がメインで、周りがそれに感化されるって感じだけど、2期は各キャラの描写に焦点が当たっている(もちろん宮藤の成長要素もあるけど)。やっぱ2期6話なんだよな。まぁ万人に見てもらうにはデザインがちょっとね……。1期から見ていけば慣れると思うのでその辺目をつぶって見てほしい。他に劇場版、OVA、3期(『ストライクウィッチーズ Road to Berlin』、2020、1クール)があるけど2期まで見た人ならまぁ見たくなると思う(内容が2期のラストに関わるのであまり言えない)。『ブレイブウィッチーズ』(2016、1クール)はやはり主人公の雁淵ひかりの成長の話だが、宮藤が才能の塊だけど戦争にマイナスイメージをもって始まるのに対して、ひかりは素質がそこまでではなく、エースの姉に憧れる努力家であるので物語の方向性は違う。話としては好きだが放送/配信版は作画やCGが微妙な箇所が多々あるので是非ソフト版を見てほしい。来年は『ルミナスウィッチーズ』が放映予定だがこれはアイドルもの的な方向性でかなり違いそう。他にもギャグスピンオフのアニメがある(2019,2021)けどこれはファンサービスの類。
~~~~ここまでが自分史的に重要なアニメ。ここからは普通に紹介。
『ラストエグザイル』(2003、2クール、オリジナル)
https://cs1.anime.dmkt-sp.jp/anime_kv/img/10/23/6/10236_1_9_8b.png?1551178985000
(あらすじ)舞台は高度な技術を独占する「ギルド」の管理のもとで、アナトレーとデュシスという2つの国が空中艦で争う世界。主人公のクラウスと幼馴染のラヴィは、アナトレーに住む、ヴァンシップと呼ばれる小型の飛行艇乗りのペア。ふたりの両親もヴァンシップ乗りであり、アナトレーとデュシスの和平のための親書を届けるために、両国を隔てる大嵐・グランドストリームに挑んだが死んでしまった。ふたりは両親が果たせなかったグランドストリーム越えを目指して、仕事やヴァンシップのチューンに励んでいるのだった。そんななか、ふたりはヴァンシップのレースの途中、ギルドのヴァンシップに襲われるヴァンシップを見つける。そのヴァンシップのパイロットから少女・アルを託され、ギルドにまつろわぬ戦艦・シルヴァーナに連れて行くよう頼まれたことから、ふたりは世界の命運をめぐる争いに関わることになる。
(寸評・思い出・紹介)これは本放送時には見ていなくて、確かなんかの動画でサントラが使われていて興味をもって見たはず。制作会社はGONZOで、3DCGと2Dの融合を意識したアニメとして作られているためヴァンシップレースや空中艦の描写は見応えがある。ストーリー的には主人公のクラウスはどちらかというと振り回される感じで、大きな展開を進めていくのはシルヴァーナの艦長・アレックスなので、こいつが主人公だろと思わなくもない。また、アニメを見ているだけでは世界観設定がかなりつかみにくかった。この辺は続編の『LAST EXILE 銀翼のファム』(2011、2クール、オリジナル)と両者の間にあたる外伝漫画『ラストエグザイル 砂時計の旅人』まで行くと大分わかった(小説もあるけど未読)。なお、ストーリー上では『ファム』の方はほぼ独立しているのでこちらだけ見るのもOKなはず(ストーリーというか主人公の行動の面では『ファム』のほうが共感できるかも)。キャラクターは、個人的には、主人公のクラウスよりも周辺のキャラクターが魅力的かなと思う。自分のイチオシはギルドの貴公子・ディーオ。キャラデザ面ではギルドの人々は白が基調(服だけでなく肌も髪も白い)で清廉みたいな感じで、かつディーオは少年的な美しさを感じさせるが、性格や行動もハチャメチャで、トリックスター的な役割のキャラクターになっている。なんかクラウスをけなした感じの内容になっちゃったが別にクラウスが嫌な感じとかではない。
『ローゼンメイデン』(2004、1クール、原作漫画)
https://cs1.anime.dmkt-sp.jp/anime_kv/img/20/28/4/20284_1_9_8b.png?1551177662000
(あらすじ)引きこもりの中学生・桜田ジュンは怪しい商品を注文してはクーリングオフする日々を送っていた。そんな彼のもとに届いたメールの「まきますか・まきませんか」との問にまきますとこたえると、アンティークドールが送られてくる。ゼンマイを巻くとドールは動き出し、ローゼンメイデンの第5ドール・真紅を名乗る。真紅のマスターとなったジュンはローゼンメイデンたちの究極の少女・アリスを目指す戦い・アリスゲームに巻き込まれることとなる。
(寸評・思い出・紹介)これも後から見た。紹介するまでもない有名作品だが、取り上げたのはアニメと原作って全然違うことがあるんだと知った作品だったため。自分はアニメを無印・『ローゼンメイデン トロイメント』(2005、1クール)・『ローゼンメイデン オーベルテューレ』(2006、特別編)まで見て原作漫画を買って読んだが(タイミング的にはちょうど集英社版第1部が刊行し終わった頃)、簡単に言うと漫画は暗いなぁと思った。逆順で見たら脱力してしまうんじゃなかろうか。あと一時期影響でめっちゃALI PROJECT聴いてた。なお、新アニメ版『ローゼンメイデン』(2013、1クール)は原作第2部ベースで旧アニメとはあまり関係しない。
『xxxHolic』(2006、2クール、原作漫画)
https://cs1.anime.dmkt-sp.jp/anime_kv/img/22/16/1/22161_1_9_8b.png?1553736626000
(あらすじ)主人公の高校生・四月一日君尋はこの世ならざるものが見え、また引き寄せてしまう自分の体質に悩んでいた。そんなある日、四月一日は奇妙な店に迷い込む。主の壱原侑子はここが対価を払えば願いを叶える店であるという。四月一日は自分の体質を治したいと願い、対価として侑子のために働くこととなるが……。
(寸評・思い出・紹介)後から見た。確か『カードキャプターさくら』(1998)を見て、CLAMP繋がりで見たような気がする。でも『ツバサ・クロニクル』(2005・2006)は見てないんだよなぁ。アニメ版はとにかく大原さやかさん演じる侑子さんの茶目っ気と妖しさの魅力がすごい。ただ話としては続編の『xxxHolic◆継』(2008、1クール)と合わせても、アニメ版は原作の途中で話を畳んでいるので、アニメ見て原作読むのがいいかもしれない。ただ『ツバサ』とも繋がりがあってそっちも読みたくなるので時間の要求量がすごいことになってしまう(アニメ版の『xxxHolic』側には『ツバサ・クロニクル』との繋がりはない)。原作の漫画買ったアニメの1つ。実写化済み(ドラマ?)だがまた実写映画やるらしい。蜷川実花監督なので雰囲気はあっている……のかも?
『けいおん!』(2009、1クール、原作漫画)
https://cs1.anime.dmkt-sp.jp/anime_kv/img/10/27/6/10276_1_9_8b.png?1551354587000
(あらすじ)これあらすじいらなそう
(寸評・思い出・紹介)社会現象ともなったアニメ。初めて見たきららアニメのはずなので書いておく(『ひだまりスケッチ』とかも見てるけどあとから)。ただ自分が見たきららアニメの中ではそれほど評価高くないかなと思っている。『GA 芸術科アートデザインクラス』(2009、1クール)が一番好きかも。
『まりあ†ほりっく』(2009、1クール、原作漫画)
https://cs1.anime.dmkt-sp.jp/anime_kv/img/10/33/0/10330_1_9_8b.png?1551184273000
(あらすじ)宮前かなこは男に触るとじんましんが出る体質で女の子が大好き。女子校のミッションスクール・私立天の妃学園に転入したかなこはかつてここに通っていた母のように、運命の相手を見つけようと意気込む。早々に理事長の孫・衹堂鞠也とそのメイド・汐王寺茉莉花というふたりの美少女に会い、喜んだのも束の間、鞠也は男であることを知る。鞠也の秘密を握ったはずのかなこだが、自身がレズビアンであることをバラすと逆に脅される。しかも鞠也は寮に乗り込んできてかなこのルームメイトとなってしまう。果たして彼女の学校生活はどうなってしまうのか。
(寸評・思い出・紹介)(悪い意味ではなく)酷すぎて印象に残ってしまうという例。主人公はセクハラオヤジが女性化したかのように頭の中ピンク色だし、頭も悪い(いいのはタッパと目くらい)。鞠也と茉莉花は口が悪い。ギャグとしてはテンポが良くシャフト特有の演出やCV.小林ゆうで繰り出される罵倒がいい感じ。まぁひどい要素は原作由来だし、アニメでは魅力が増幅されてるからいいアニメ……かも。
『世紀末オカルト学院』(2010、1クール、オリジナル)
https://cs1.anime.dmkt-sp.jp/anime_kv/img/23/97/8/23978_1_9_8b.png?1589771007000
(あらすじ)1999年、主人公・神代マヤは父の死によって私立ヴァルトシュタイン学院の学長となる。マヤの父はオカルトの研究家で、この学院もオカルト研究を行う場であり、周辺では怪現象が続いていた。マヤはオカルト嫌いであり学院を廃校にしようとする。そんな時、マヤは空から降りてきた全裸の男・内田文明に出会う。彼は人類が滅亡に瀕した2012年の世界からやってきたと告げる。マヤも彼とともにノストラダムスの大予言を回避するための「ノストラダムスの鍵」を探すこととなる。
(寸評・思い出・紹介)もっと見られていてもよさそう枠。テレビ東京で行われていた「アニメノチカラ」というオリジナルアニメプロジェクトの3作品目。このプロジェクトのアニメには『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』、『閃光のナイトレイド』(いずれも2010、1クール)があるがどれも毛色が違う。『オカルト学院』は名前の通りオカルトがテーマで『ムー』の監修が入っている。舞台となる松代の皆神山は日本のピラミッドとして有名。なお、作中の怪現象はだいたいマジモンでトリックがある系ではない。マヤとオカルトの向き合い方の変化や個性的なサブキャラクターがよい。あと次回予告では90年代後半のヒット曲のカバーが流れて、小林ゆうが「蝋人形の館」を歌っている。個人的な話をすると2010年には家のテレビが買い換えられてHDD内蔵のものとなり、気軽に録画ができるようになったのでアニメを見る本数が増えた。これ以降、基本的にアニメは大体タイトルで取捨選択をして1クールに10本前後を見始め、興味がありそうなら視聴継続というスタイルになった。
『GOSICK ーゴシックー』(2011、2クール、原作小説)
https://cs1.anime.dmkt-sp.jp/anime_kv/img/10/61/2/10612_1_9_8b.png?1551177832000
(あらすじ)1924年、ヨーロッパの小国・ソヴュールへと留学した久城一也は、聖マルグリット学園へと入学するが、学園の伝説から「死神」と避けられてしまう。そんななか、久城は図書館の頂上の植物園で奇妙な少女・ヴィクトリカと出会う。久城はヴィクトリカの暇つぶしの推理に付き合うようになるうち、彼女を取り巻く陰謀に巻き込まれていく。
(寸評・思い出・紹介)大震災の時期の思い出のアニメとして。普通この枠には『魔法少女 まどか☆マギカ』が来ると思うが、当時見てなかったのでこれにした。CV.悠木碧のヴィクトリカがひたすらかわいい。CMで下手くそな歌(ヴィクトリカは設定で音痴)を披露するのがあったがそれもかわいかった。ミステリー部分は評価できる見識を持ち合わせていないのでなんとも。全体としてのストーリーの流れはよかったと思う。アニメは原作の第1部までで続きがあるらしいが、十分に良いラストだった。
『C』(2011、1クール、オリジナル)
https://cs1.anime.dmkt-sp.jp/anime_kv/img/11/17/2/11172_1_9_8b.png?1552444831000
(あらすじ)平成経済大学の2年生・余賀公麿は複数のバイトを掛け持ちする毎日。そこにミダス銀行の行員を名乗る真坂木という奇妙な男が現れ、未来を担保に金を融資するという。実際、公麿の口座には多額の金が振り込まれていた。そこから、公麿は「金融街」という異空間で、未来を代償としたミダスマネーを奪い合う「ディール」を行う「アントレプレナー」とされてしまう。公麿は「アセット」の真朱とともに戦っていくこととなる。
(寸評・思い出・紹介)もっと見られていてもよさそう枠。ノイタミナ枠で『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない』と同じクールにやっていたが、知名度は全然違うと思われる。金とはどういうものか(どうあるべきか)、未来と現在どちらを優先すべきかといったことがテーマになっている。アントレとアセットの関係という普通のアニメ的な話もある。あと技の名前とかが経済用語らしい。
『キルミーベイベー』(2012、1クール、オリジナル)
https://cs1.anime.dmkt-sp.jp/anime_kv/img/22/97/0/22970_1_9_8b.png?1564642807000
(あらすじ)グーテンモルゲ~ン!わたし、折部やすな!たぶん高校生!
(寸評・思い出・紹介)バカだけど異常にタフな普通の女子高生・折部やすなとクラスメイトの殺し屋・ソーニャが繰り広げるバイオレンスシュールギャグ。シュールギャグなのでハマる人はめちゃ笑えるが笑えない人は真顔だと思う。きらら系だがほぼギャグに振っていて青春とかほのぼのといって要素はあまりない。さっききらら系では『GA』が一番好きと書いたがそれは『キルミー』を別格にした上での話。やすな役の赤﨑千夏はこれが初主演作品だがバカなこと言ったりソーニャを煽ったりする演技がよい。インチキ臭いニンジャのあぎり役の高部あいもよかったが……。なおこのアニメには声優がまじで6人しか出てこない。30分アニメだが?原作は12巻もでてご長寿という感じなのでこっちも読んでね。
『ガールズ&パンツァー』(2012、1クール、オリジナル)
https://girls-und-panzer.jp/XPLk3DYg/wp-content/themes/gulpan-tv2020/img/top_visual01-sp.png
(あらすじ)西住みほは西住流戦車道の家元の家に属するが、ある出来事から西住流の考えについていけなくなり、戦車道のない大洗女子学園へと転入した。しかし、生徒会が戦車道を選択科目で復活させることを告知し、みほにも履修するよう迫る。友人となっていた武部沙織や五十鈴華がみほをかばうが、それを受けてみほは戦車道を履修することに決め、全国大会での優勝を目指すことになる。
(寸評・思い出・紹介)今でこそ大人気アニメとしての地位を確たるものとしているガルパンだが、放送前や放送当初の評価はかなり低かったと思う(武道となってる戦車とか普通に訳のわからない設定だし)。評価が上向いていったのは4話くらいからで、設定とかどうでもなるくらい戦車戦に迫力があり、展開の熱さもあったというのが大きいと思う。放送当時最終話が飛んでったのはやばかった。放送と並行して見ていてこのレベルの進行遅れが印象に残っているのは『メルヘン・メドヘン』くらい。まあ『ガルパン』は結果的にクオリティが素晴らしかったのでよかった。劇場版での人気再燃は凄まじかった。やはり戦車戦と劇場音響の組み合わせの効果が大きいかったのかなと思う。ミカ好き。最終章の次の話が早く見たい。あと最終章2話を職場近くの劇場に見に行ったら上司に会ったのが思い出。
『てーきゅう』(2012、1クール、原作漫画)
https://cs1.anime.dmkt-sp.jp/anime_kv/img/10/72/2/10722_1_9_8b.png?1551173628000
(あらすじ)なんすかこれ
(寸評・思い出・紹介)亀井戸高校のテニス部員、常識人の押本ユリと、分けのわからない言動をする新庄かなえ、変態の板東まりも、金持ちの高宮なすのが繰り広げるハイテンションギャグ。OP付きの3分アニメに原作のエピソードをそのまま詰め込むために早口でしゃべるという強硬手段が取られている。そんなことが許されるんだと思った。めちゃくちゃ。9期もやってる。スピンオフもある。なんで?なすのが放つ金持ちギャグが一番好き。
『闇芝居』(2013、1クール、オリジナル)
https://cs1.anime.dmkt-sp.jp/anime_kv/img/20/27/4/20274_1_9_8b.png?1560216609000
(あらすじ)よってらっしゃいみてらっしゃい……闇芝居が始まるよ……
(寸評・思い出・紹介)5分アニメ。都市伝説的なホラーを扱った作品。現在9期まで放送され、スピンオフもあるなど人気があるが、期によって怖さにはばらつきがある(びっくり系になる期がある)。ストーリーテラー?(通称・闇芝居おじさん)はほとんど津田寛治が演じており代名詞的な存在になっている。独特の効果がかかった紙芝居風のアニメーションが用いられていて作品の暗い雰囲気にマッチしている。1期はこういうアニメーションを見るのが初めてというのもあり特に怖かった印象。なお、怖いのはチョットという人は,本作の監督が同様のアニメーションを用いている『影鰐』(2015、1クール、オリジナル)を見てほしい。これもホラー系ではあるが謎の生物を追うという話なのでそんなに怖くはない。
『てさぐれ!部活もの』(2013、1クール、オリジナル)
https://cs1.anime.dmkt-sp.jp/anime_kv/img/11/15/1/11151_1_9_8b.png?1552447726000
(あらすじ)高校に入学した田中小春は「ツッコミっぽいから」という理由でてさぐり部に入れられる。てさぐり部ではやりたいことを模索することになるが……。
(寸評・思い出・紹介)プレスコという声優の演技(演技?)に後からアニメをつけている作品。10分アニメ。3DCGでアニメーション監督はたつき。基本的に各話の後半は声優が大喜利して自由にしゃべっているだけ。こういうアニメは自分はこれが初めてだった。だんだん遠慮が無くなっていき、話数が進むほど面白くなっていく。声優コンテンツに抵抗ない人じゃないと厳しいか。2期の『てさぐれ!部活もの あんこーる』(2014、1クール)はほぼ同じだが、3期の『てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう』(2015、1クール)は文化放送の声優ラジオ番組とのコラボになっていて、方向性は同じだがまた新しい感じになっている。
『selector infected WIXOSS』(2014、1クール、オリジナル)
https://cs1.anime.dmkt-sp.jp/anime_kv/img/20/44/1/20441_1_9_8b.png?1551267679000
(あらすじ)巷で流行のカードゲーム「WIXOSS」。小湊るう子は兄から、友達作りのきっかけになればと「WIXOSS」のスターターキットをもらう。そのカードを眺めていると「ルリグ」が動き出し、るう子は「セレクター」による「夢限少女」になるための戦い「セレクターバトル」に巻き込まれていくことになる。
(寸評・思い出・紹介)ちょうど大学に入ったころで、WIXOSSやろうという話になり、ついでにアニメも見ていた。だが、このアニメではほぼカードゲームをしない。正確にはしているのだが、「ルリグ」が格闘しているだけで、実際のカードで行われるようなゲームではない。これ本当に販促になるんですか?ストーリー展開はダークな感じで、見応えは十分。2期『selector spread WIXOSS』(2014、1クール)まででひとまとまりなので続けて見て欲しい。ダークな展開は『Lostorage』シリーズ(2016、2018)も同様だが、直近の『DIVA(A)LIVE』(2021、1クール)はアイドルものの方向性で全く違う。
『さばげぶっ!』(2014、1クール、原作漫画)
https://ogre.natalie.mu/media/news/comic/2014/0603/SABAGE_KEY_WEB.jpg?imwidth=750
(あらすじ)梧桐学園高校へと転入した園川モモカは射撃の腕を見込んだ鳳美煌によって強制的にサバイバルゲーム部へと強制的に入部させられる。
(寸評・思い出・紹介)サバイバルゲームはしてはいるがギャグ作品。主人公は性格が悪いし、バイオレンスな展開が続くので少女漫画と知って怖いなとなった。やっぱバイオレンスギャグすきなんすねぇ。
『ヴァルキリードライヴ マーメイド』(2015、1クール、オリジナル)
https://cs1.anime.dmkt-sp.jp/anime_kv/img/20/42/1/20421_1_9_8b.png?1551267212000
(あらすじ)主人公・処女まもりは「精神的高揚によって肉体が武器へと変化する」というAーウイルスの感染者として隔離のための人工島「マーメイド」へと送られる。まもりはマーメイドの自治組織「フェステ」に襲われるが、そこに謎の少女・敷島魅零が現れてまもりとドライヴし、彼女を剣へと変化させる。紆余曲折あり、まもりと魅零はその後、行動を共にすることになる。
(寸評・思い出・紹介)『聖痕のクェイサー』などの金子ひらくが監督となっている。画面が謎の光に包まれていることが多いアニメ。服脱いでないのに光っているシーンもあって笑ってしまった。もともと見る気は無かったのだがたまたま見るアニメが集中していて、Twitterでアニメ実況をしていた日なのでついでに見始めたらこれが意外と面白かった。しっかりとバトルもの的な面白さがあると思う。圧倒的な力で自由に生きるレディ・レディや金儲けが大好きだが強いものになびかない美鳳などかっこよさを感じさせるキャラがいたのもよかった。
『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』(2015、1クール、原作小説)
https://cs1.anime.dmkt-sp.jp/anime_kv/img/22/50/3/22503_1_9_8b.png?1551351845000
(あらすじ)「公序良俗健全育成法」によって性的な表現が禁止された日本。奥間狸吉は国内有数の風紀優良校へと入学し、憧れの生徒会長であるアンナ・錦ノ宮のもとで働くことになる。しかし、狸吉は下ネタテロリスト「雪原の青」であもある副会長の華城綾女によって下ネタテロ組織「SOX」へと強制的に加入させられ、テロ活動に関わることとなる。
(寸評・思い出・紹介)こっちは規制音が入っているアニメ。モザイクも入ってた気がするけど。表現規制が一つのテーマとなっている作品だが登場人物が大体変態なので共感していいんだろうかという気分になる。でも頭が小学生だから笑っちゃうんだよなぁ。
『ハイスクール・フリート』(2016、1クール、オリジナル)
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(あらすじ)日本の大半が水中に沈んでしまった世界。海の安全を守るブルーマーメイドの養成学校へと入学した岬明乃は練習艦「晴風」の艦長となり航海実習に出る。そこでなぜか教員艦からの攻撃を受けて応戦するが、結果として反乱の嫌疑をかけられてしまう。
(寸評・思い出・紹介)1話まで『はいふり』という名前で日常系の感じを出すという小細工を行っていたアニメ。内容は艦長や副長・宗谷ましろといったキャラクターの成長が描かれ、海戦アクションという珍しいものが見られるなどよかった。劇場版は公開直後に見に行ったら作画が微妙でややがっかりしていたところ、リマスターしたものを改めて公開し始めてさらにがっかりした。じゃあ公開延期してくれや。
『へボット!』(2016、通年、オリジナル)
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(あらすじ)ネジが島の王子・ネジルはボキャボットのへボットを手に入れ、しきたりとして父王・ジルとボキャバトルを行うが負けてしまう。城を追放されたネジルはヘボットとともにネジ屋を開き、大好きなネジを集めることになる。
(寸評・思い出・紹介)ニチアサアニメを見るのは初めてだったが、わけがわからないアニメを見ることになってしまった。販促になるのかこれは?パロディが多いけどこれは本当に子ども向けなんですかね……。でも最後まで見ればちゃんとしてる。
[* 『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』(2016、1クール、オリジナル)
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(あらすじ)流れ者の殤不患は雨の中、石仏に供えてあった傘を持ち去ろうとして鬼鳥という男に見咎められ、代わりに次に困っている人を見たら助けるように言われる。殤はその後すぐ、仮面の男たちに追われる女性・丹翡と出会い、助けたことから、彼女が守っていた天刑劍を巡る争いに巻き込まれていく。
(寸評・思い出・紹介)脚本を虚淵玄が務める人形劇。アニメじゃないけどdアニで配信してるしいいでしょ。人形劇といっても大きな身振りや激しいアクション、VFXで相当派手になっている。視聴前はそんなに期待していなかったが見たらかっこよすぎた。ストーリーは虚淵脚本定番の暗い感じではないと思う。とりあえず1期、『Thunderbolt Fantasy 生死一劍』と見てほしい。そこまでで面白ければ3期までやってるので是非。
『セントールの悩み』(2017、1クール、原作漫画)
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(あらすじ)人馬の高校生・君原姫乃やいろいろな形態のクラスメイトたちの日常を描く。
(寸評・思い出・紹介)いわゆる「亜人」を描いた作品というのは多く存在するが、この作品にはわれわれのような人間が登場しないのが大きな特徴(これは世界観設定でしっかりと理由付けされている)。世界の歴史設定が生物の進化の段階から練ってあるなど細かく、それが端々から感じ取れる(原作ではカバー下に教科書に似せた設定記述が見られる)。思想が制限されたディストピアものでもあり、日常系の皮を被ってはいるが様々な問題を描き出そうとする姿勢を見て取ることができる。
『プリンセス・プリンシパル』(2017、1クール、オリジナル)
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(あらすじ)アルビオンはケイバーライトを用いた空中艦によって世界の覇権を手に入れたものの、革命によって王国と共和国に分離した。共和国のエージェントであるアンジェとドロシーは、王国の王女やその友人・ベアトリス、東洋人・ちせらとともにチーム白鳩として任務を遂行していく。
(寸評・思い出・紹介)いわゆるスチームパンクとスパイアクションに分類される作品で、登場するメカやCボールによる空中機動を伴うアクションが魅力。放送順がシャッフルされているが、時系列的な順番は開示されており、あまり混乱はきたさないと思う(自分自身はこういうシャッフルをしているアニメは『ピーチボーイ・リバーサイド』くらいしか見た記憶が無いが、そちらはシャッフルの意味がよく分からなかった)。結局のところ、大事なのはアンジェとプリンセスの関係だと思います。
『銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅』(2018、1クール、原作小説)
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(あらすじ)これあらすじいる?
(寸評・思い出・紹介)鯖だと石黒版は大人気だけど新アニメ版はあまり話題にならないのであえてこちらを。石黒版と云々しても仕方ない(というかできるほどには刷り込まれてない)のでよかったなと思うところだけ書くと艦隊戦の整然とした感じとかはやはり3DCGによる良さかなと思う。キャラでは神谷浩史のフォーク准将がいい感じ。あとリアルタイムで劇場に見に行けるのはいい。来年3期の劇場公開があるようだけど完結まで持って行けるかな?せっかくなので頑張って欲しい。
『Double Decker ダグ&キリル』(2018、1クール、オリジナル)
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(あらすじ)キリルはヒーローに憧れる警察官。とある事件をきっかけに、人間の能力の限界を突破させる薬「アンセム」に関する捜査を行う部署「SEVEN-O」へと配属され、ベテランのダグラスとコンビを組むことになる。
(寸評・思い出・紹介)放送当時話題にしてる人あんましいなかった気がするのでもっと見られてもよさそう枠で。サンライズ制作で『TIGER&BUNNY』と同プロジェクトの作品。『TIGER&BUNNY』ではおじさん側が情で若い方が理知的という感じだったが、この作品だと逆。バディものであるが「SEVEN-O」の面々は個性的でこちらにも注目したい。ラストの展開はなかなか驚きだった。
『荒野のコトブキ飛行隊』(2019、1クール、オリジナル)
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(あらすじ)西部劇のような荒野の世界。主人公・キリエはコトブキ飛行隊の一員としてオウニ商会の飛行船「羽衣丸」の護衛につき、荷物を狙う空賊たちと戦うのだった。
(寸評・思い出・紹介)水島努監督の趣味が全面に出ているアニメ。レシプロ機同士の空戦が見れるのは珍しい?かも。キリエの「なぜ飛ぶのか」という自問自答がテーマではあるが、いろいろやろうとしてちょっととっちらかっていた感はある。
『旗揚!けものみち』(2019、1クール、原作漫画)
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(あらすじ)動物が大好きなプロレスラー・柴田源蔵は試合の最中、異世界へと召喚されてしまう。源蔵は勇者として魔獣の王である魔王を討伐するように言われるが、魔獣は動物のようなものと認識して拒否する。源蔵は偶然助けた人狼の少女・シグレと共に長年の夢であったペットショップを開くことにするが……。
(寸評・思い出・紹介)原作は『このすば』の暁なつめ。異世界転移で無双系の話ではあるが、主人公は特に特殊能力をもらっている訳ではなく、ひたすらプロレス技と動物(魔獣)への愛だけで乗り切っている。主人公の仲間たちは女性なのだが、主人公が動物要素にしか興味が無いのでフラグがあまり立たないのでギャグ展開に注力できている。原作とは展開が異なるが、しっかりまとまったストーリーになっていると思う(自分はアニメから見ているので採点甘めかもしれないが)。
『別冊 オリンピア・キュクロス』(2020、2クール、原作漫画)
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(あらすじ)古代ギリシアの小さな村が舞台。下手くそな壷絵師デメトリオスは、運動神経は良かったため村長からオリンピックに出るよう言われるが、競争が怖くて拒否する。大きな壺に入って考えこんでいると、デメトリオスは1964年の東京へとタイムスリップしてしまう。
(寸評・思い出・紹介)5分アニメ。原作は『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリ。話の展開としては『テルマエ・ロマエ』そのままで、デメトリオスが未来からアイデアを持って帰ってきて伝える、ということの繰り返し(原作はちょっと方向性が違うらしい?)。『テルマエ・ロマエ』の方は蛙男のフラッシュアニメだったがこちらはギリシアはクレイアニメ、東京は紙芝居風のアニメになる演出がされており、異邦人としてのデメトリオスが際立っている。本編はおもしろかったりおもしろくなかったりするのだが、EDで低予算のカラオケ映像みたいな謎映像にあわせて古代ギリシア知識を教えてくれる(しかも毎回曲が違う)のが面白かった。あと、OPが本編の長さに合わせて早回しになることがあるという『てーきゅう』を彷彿とさせる処理が行われている。
『いわかける!-Sports Climbing Girls-』(2020、1クール、原作漫画)
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(あらすじ)笠原好は高校入学を機に何かに打ち込もうと考え、入る部活を選んでいた。そんな時、校内のクライミング設備を見つけ、興味を持つ。クライミング経験者の1年生・上原隼からは最初厳しい言葉をかけられるが、好は意外な才能を発揮したことからクライミング部に入ることとなる。
(寸評・思い出・紹介)スポーツクライミングを題材にした作品。王道のスポ根アニメではあるが、『咲』みたいという声も聞かれた。確かに麻雀は知ってるから『咲』は異能バトルじゃんとなるんであって、クライミング知ってたらそんな感じなのかも。でも知らないからこれでいいんだなぁ。スポーツ系のアニメは久々に見た記憶だがすごく楽しめた。
『REーMAIN』(2021、1クール、オリジナル)
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(あらすじ)清水みなとは水球の強豪である中高一貫校に通っていたが、中学3年の時に事故で1年間昏睡状態となり、中学時代の記憶を失ってしまう。内部進学ができず、別の高校に進学し、水球はやめることに決めていたみなとだったが……。
(寸評・思い出・紹介)マイナースポーツ系が続くが、こちらは水球で、男が中心。スポ根では無く、水球部の面々は何かしら問題を抱えており、それぞれがそれに向き合っていく話になっている。詳細はネタバレになるのでかけないが、後半のみなとをめぐる展開は意外性がありおもしろかった。
わかったこと:やはり後半になるほど目新しさで印象に残るものは減るなと思った。面白いアニメが無いわけでは無いけど書くことは減るという感じ。感想は見た直後に書いたほうがいいというのもわかった(当たり前)。疲れた。