ラインセレクタ
https://gyazo.com/fd5a6274057b4d6f5eff3800c8e9c2d7
ギターの練習用のエフェクトボードを組んでいて「パカッと開けるとすぐに使える」を目指しています。まあ中身はワイヤレスのレシーバとLooperだけなのですが。で、ふと、ラインセレクタがあるとボード外のエフェクタを持ってきて試すのに便利そうだなと考えて、最初はスマートだし BOSS の LS-2 を買おうとしたのですが、これぐらいは作っておくか,と思うに至り、フォトMOSリレーの実験も兼ねて作ってみようかなと。ラインごとにゲイン可変にできるようにしたいとか、チューナ用のアウトプットも用意すると良いかなとか考えています。 仕様
基本仕様は A-B-Thru(参考:A-B-Thruボックス).2ボタン(A/B切替ボタン と Thru/FX切替ボタン)コントロール. Thru/FX ボタン長押しで Tunerモード(本線系はミュートしてチューナにのみ信号を流す).Thru/FXボタンかA/Bボタンで復帰.
使用するスイッチはモーメンタリ.自分は秋月で売られているものを使用.詳しくはフットスイッチ部品を. ラインセレクタ原理図
https://gyazo.com/a4772d75efc12f960b3f433257b21e71
回路
https://gyazo.com/ea990a19daca52f9bfa595a824266a3d 修正した回路(Rev.1.1,基板化の予定なし)
https://gyazo.com/270de762410dafd6682d6194af8e96f4 間違いあり(Rev.1.0)(2023/11/12)
製作時系列
2024/8/21
https://gyazo.com/8fab403a5a3fad67d811660959a5808a
https://gyazo.com/36d4683b4193e7ee49ac8d541c1a93df
2024/8/14
後継機というか,もう一台作ることにした.ケースは #タカチ TS11-7-15 で. LEDは事前に明るさを試して抵抗値を決めた.もうちょっと精密なLEDテスターほしい.
table:LED
赤 5mA 1.79V 680Ω
青 2mA 2.77V 1200Ω
緑 10mA 1.93V 300Ω
2024/1/14
後継機を作るとしたら
サイズを小さくする
表面実装部品必須
フォトMOSリレーに何を選んだら良いか…
LS-2のようなゲイン調整の仕組みの導入
複数の基板を接続するとチャネルが増える仕組みの導入
やり方はまだ考えていない
2024/1/2
ケース入れ完了(トップ写真の状態).
反省点としては,当初設計時にはLEDのことを失念していて基板完成後にマイコンの空きポートにアサインしたことによって,ケース内の配線が面倒だったこと.
あとはやはりサイズが大きい.基板サイズが100mm✕100mmになったこともあって,ケースも大きくなった.ケースにはタカチのMB11-7-15を使ったが,もう少し薄いものがあれば嬉しかったのだけど.MB12-5-18 はどうか? 2023/11/24
コードを書いて動作確認を繰り返し,より動作が自然になるようにしてデバッグモードから抜けました.
あとはLEDで観測した状態遷移のとおりにフォトMOSリレーを制御できていれば箱入れに進みます.
(ケースも注文しなくちゃ)
https://gyazo.com/36a390fc5f8ba6ea49baba044c9498a9
2023/11/19
コードはこれからだけど、デバッガつついてマイコンからフォトモスリレーが制御できていることを確認できました。
https://gyazo.com/737c5da516c92d6618842fdc4c152d69
余談ですが,マイコンとICEの通信確立するのに苦労しちゃった.部品棚に入っていた再利用マイコンが外部水晶モードになっていたみたい.新品のマイコンを使って解決.
2023/11/13
よくよく調べるとチューナアウト部分の回路に間違いがありました.単純なボルテージフォロアであるべき部分がなんか変な接続になっています.回路はコピペしたので出力部もSend1部もSend2部もぜんぶ間違っています.
ということでパターンカットの改修をした.ICソケットマウント済だとリュータでパターンが切れない箇所があるのであっさりと別の基板を投入.なんといっても5枚ありますから.
https://gyazo.com/361ac80b60cbfbbcdc050235a6af7585 https://gyazo.com/d1aa4016423bbb95dbfe9f899d263376
2023/11/12
インプット部とチューナアウト部と手動でフォトMOSリレーをひとつ制御できるだけの部品をマウントしました.
入力信号をチューナアウトにルーティングしたら出力の波形がおかしい.経路のコンデンサが古いものだったので部品を疑いましたが,よくよく調べるとチューナアウト部分の回路に間違いがありました.単純なボルテージフォロアであるべき部分がなんか変な接続になっています.回路はコピペしたので出力部もSend1部もSend2部もぜんぶ間違っています.
とりあえずチューナアウト部で基板配線を一箇所切って別に一箇所ジャンパを飛ばしたところ所望の動作になりました.出図前に気づかなかったのが悔やまれるところですが,容易に改修できるバグだったので一安心.回路図のとおりに基板が間違っていたので良かったです.手作業だとこの連動を得られないので,回路図は間違いだが基板実装は合っているとかその逆とかが起こってデバッグが難しくなります.
次回検討時に他の部分の改修も済ませて,他の部品もマウントすることにしましょう.
AVRマイコンのプログラミングはもうちょっとあとでもいいかな.ぜんぶ部品が載ればAVRマイコンはICEからGPIOを叩いて基板を動作させることができるので.
https://gyazo.com/1e5e42c9dd8f99330343ef8e5bc6140c
2023/11/8
基板到着.週末に実験できると良いが…
https://gyazo.com/414920c7e6addf44a7fd3e3c1598f1d7
2023/10/28
PCB外注することにしました.同じ回路がいくつも並ぶこの構成は,手配線だと挫折しがちなので.大きいけれどまあいいかな,と基板出図しちゃいました.実用するよりは回路動作を検証したいということで. 2023/10/21
基板を設計してみましたが、100mm✕50mm は無謀でした。フットプリントを並べて配線したら100mm✕100mmでした。 ゲインアンプをつけるなどほど遠い。この大きさだとエフェクトボードに載せた時にけっこう大きくなっちゃいますね。回路の検討は続けるとして、BOSSのエフェクタ並みに小さくするにはチップ部品にしないとダメですね。
基板実装的にはコントロール用に AVRマイコンを載せ、デジタル・アナログでGND分離するのもやってみました。どこかのタイミングで基板の製造に回します。
2023/10/17
原理図を回路にしてみました。フォトMOSリレー検討の回路を踏襲しています.回路図中 TLP222になっていますが、実際に想定しているのはTLP241Aです。 この部品点数に加えてマイコンが入ってくるのですが、10cm✕5cmで基板を作れるでしょうか‥
コントロールの仕様は考えどころかな。
2023/8月
BOSS LS-2 を買おうと思ったけど,ラインセレクタぐらいは作ろうと検討を開始.フォトMOSリレー検討を経てラインセレクタとしての原理ブロック図を描きました. 参考情報
リンク
珍品堂アナログ店 2024/8/21追加.大塚先生も似たコンセプトの機械を作ってた BOSS LS-2
https://gyazo.com/c9a98fa26da8a24d8a7d0373cc6189a0
履歴
2024/1/14 いったん完了
2023/10/28 基板出図
2023/10/17 回路図を描いてみた
2023/8/22 原理図アップロード
2023/7/10 ページ熾し