アマチュア無線にとって『顧客』は誰かを考える思考実験
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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 34th 版, Kindle版
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アマチュア無線にとって『顧客』は誰かを考える思考実験(タイトルが長いので『もしドラ』と略す) この記事を書く人は、コールサイン(匿名不可)を残してください。
当局のもくもく会での活動を、「もしドラの女子マネみたいですね」と、どなたからかコメント頂いた。 Kindle版を購入、狭山市から横浜市内までの電車内、往復4時間で読み切り感動した。
野球部の女子マネージャーを任された主人公が、ドラッカーの名著『マネジメント』からヒントを得て、野球部の甲子園出場に導くという物語。なるほど、当局の活動に活かせそうだった。
(アマチュア無線家の甲子園 → ハムフェアだと考え目指したが、何か違和感を感じて取りやめた。) 最初に取り組んだのは、「野球部にとって『顧客』とは誰か」「『顧客』に感動を与えるためにはどうしたらいいか」ということだった。 当局ももくもく会だけでなく、再開局して1年経った、朝練を中心とした無線活動にも活用することにしよう。 アマチュア無線にとって『顧客』って誰でしょうかね。 「『顧客』に感動を与えること」を継続できるなら、アマチュア無線は、この先もずっと必要とされて、続いていくはずだと思うのです。
私にお金を払ってまで、仕事を頼んでくれる住まいてさん。
子どもさんからご夫婦、祖父母さんたちまで。
建てた家のご近所さん、その家の脇を散歩する人たちも。
来年は、幼稚園の仕事からスタートする。
幼稚園の子どもたち、先生たち。鶏、孔雀、馬や羊もだな。
私の近くにもたくさん顧客がいる。
36年間、私の図面に形を与え続けた、弟を筆頭とした職人たち。
その職人たちを支えている家族さんたちも。
もっと大切な顧客がいた。隣りの部屋で寝ている、そろそろ起きるふたりだ。
私の仕事や無線活動は、常に娘に対してのプレゼンだ。
ママいつもありがとう。
「社会で暮らす人々」の暮らしをより良くしていくために、役に立つだけでなく、感動も与えたい。 2023年、何から始めたらいいのだろう・・・
(参考) ネタとなったドラッガー本の基本的章立てからの考察JI1BXM.icon ドラッガーさんの本では、
前半の章で、沿革に類する内容に触れ、
後半の章で、現状と将来に関する内容に触れている、という傾向があります。
アマゾンの読者の意見欄では「前半は不要だ!」という指摘も多いところです。
現在は、過去に調整された重要な利益を保護が残っているとみると、これを指摘しないわけにはいかないわけです。
逆に、沿革を無視して現在の景色だけでAufhebenしてしまうと、また過去から残ってきた利益に襲い掛かられることになります。
よって、過去を振り返ることは、
回顧主義にとどまらず、
将来を設計する上で重要な要素を含んでいるといえると思います。
おそらく、ドラッガーもその点を熟知しているのだと思います。
翻って、アマチュア無線における顧客を考えるにあたっても、
These,Antithese の主語(登場人物)には、
無線家個人、無線機器の製造者、無線周辺設備の製造者、一般人、電気好きな少年少女、ひととの絆を求める(お話し好きな!?)少年少女、無線家団体、国、地域など、多くが想定されます。
これらは独立して存在するのではなく、相互に影響しあいながら現在にまで至っているのだと思います。
これらの者との過去の関わり方を見てみることが、これからの顧客の利益を考えるにあたり、ヒントを与えてくれるのかもしれません。
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