もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
「GGZさんの活動は『もしドラ』の女子マネみたいですね」と、 #電波文化祭 でお会いした方からコメントをいただき読んでみた。野球部の女子マネージャーを任された主人公が、ドラッカーの名著『マネジメント』からヒントを得て、野球部の甲子園出場に導くという物語だった。 主人公の女子マネが最初に取り組んだのは、「野球部にとって『顧客』とは誰か」を考えることだった。部員と議論し辿り着いた答えは、『顧客』とは親、先生、学校、都(自治体)、高野連、全国の高校野球ファン。「その『顧客』に感動を与えるためにはどうしたらいいか」と取り組んでいった。
アマチュア無線にとって『顧客』って誰だろう。「その『顧客』に感動を与えること」を継続できるなら、アマチュア無線はこの先も必要とされて、いつまでも続いていくはずだ。けれども考えてみるとなかなか思いつかない。そもそも我々はなぜ無線をしているのか、「楽しいから」だけなのか・・・
https://gyazo.com/208519aa4d22ada660777927b3c28719
アマチュア無線に幅広い電波資源が与えられているのは、無線の研究や技術が「社会にとって有益」だと認められているからなのだろう。ゆえに我々アマチュア無線家の顧客は『社会で暮らす人々』であり、我々の研究成果によって「人々の暮らしをより良く」することが期待されているはずだ。
https://gyazo.com/a0b381e14a892c447e2b3527ef25314a
「野球部にとって『顧客』とは誰か」部員たちがたどり着いた答えは、『自分たち部員である』こと。アマチュア無線にとって『顧客』は、私たち一人一人の無線家でもある。「野球部の定義」を『顧客に感動を与えるための組織』と定めたように、私も感動を与える無線を考えたい。
アマチュア無線でよく言われる「多彩な楽しみがある」とは、限られたメニューから選択することでなく、『メニューに新しく追加していく』ことだと思う。日々の無線活動の中から、何かを発見し、そして実行し、アマチュア業務へと実装していきたい。アマチュアコードをアップデートしたい。 1ヶ月後のハムフェア、初の試みとして「サテライトステージ」が登場した。30席を想定というから、学校の教室ほどの大きさだ。このステージでは、自分の大切にしていることを発信できるという。私は ##電波文化祭プロジェクト を申し込んだ。発信したい方いませんか。締め切りは8/1。 hr.icon
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(もしこうこうやきゅうのじょしマネージャーがドラッカーのマネジメントをよんだら)は、岩崎夏海による日本の小説。また、同書を原作とする漫画、テレビアニメ・映画作品。
https://scrapbox.io/files/638f8c7e14abe0001d2c9acb.png
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 34th 版, Kindle版
hr.icon
アマチュア無線にとって『顧客』は誰かを考える思考実験
hr.icon