Mt.Tsukuba
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「そんなことはない。回折が発生するには中継塔は小さすぎる」と誰からも言われるが、狭山市と水戸市とを繋ぐ「謎の433M回線」は、筑波山女体山への登山道途中の、この無線中継塔が「中継」しているようにしか思えない。この直線の延長上の水戸市周辺各所に、430Mハンディ機で交信できるポイントがある。
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などと書きましたが、私もそれほどの確信を持てません。水戸市周辺の「狭山市→筑波山登山道の無線中継塔」の延長線上に出向いて、体感してみてください。私はいつでも対応します。こういった探求、「なぜ?」を発見し、仮説を立てる、そして検証していく。といった楽しさを、子どもさんや学生さんたちに伝えていきたい・・・
107km:狭山市 ⇄ 75km ⇄ 筑波山 ⇄ 32km ⇄ 水戸市。
筑波山女体山への登山道(標高 850m)脇にある「無線中継塔」の上空を通過する。
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狭山市の当局からの信号は、山頂で拡散するのではなく、航空路のように一定の幅を保ち、107km離れた水戸市に到達する。常磐道「水戸」ICの南東側に拡がる田んぼの畦道、水戸市の大塚池公園の周遊路、国道50号のJR常磐線陸橋上で、ハンディ機でも交信できるのだ。
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「無線中継所の反射である」と推察する理由
「1本の線」のようにしか到達しない、不自然な入感エリア
狭山市の手前の白岡市太田新井(森田自動車付近)でもこの直線上で入感したが、筑波山からは45kmの位置、回折効果を得るためには近すぎる。もっと筑波山に近い所でも入感する。
狭山市から先の入間市でも、この直線上にしか入感しなかった。
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「無線中継所の反射ではない」に対しての反論・・・
「山岳回折(男体山と女体山の間)ではないのか」に対して・・・
水戸市 JO1局から筑波山山頂までは32kmしかなく、回折効果を受けるには近すぎる。
仮に回折だとすると、狭山市の周辺局とも交信できるはずだ。
当局(JN1GGZ)から東4kmの所沢各局が入感しない。
「山岳反射(男体山・女体山の側面)ではないのか」に対して・・・
仮に反射だとすると、狭山市の周辺局とも交信できるはずだ。
「堂平山(埼玉県ときがわ町)などの山岳反射ではないのか」に対して・・・
水戸市 JO1局はときがわ町の堂平山移動局とは、やっと交信できる位でしか入感しないとのこと。
仮に堂平山他、秩父の山々の反射だとすると、「1本の線」上にしか到達しなことを説明できない。
狭山市より西の、日高市・毛呂山町・越生町とは未交信とのこと。
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入間市西三ツ木・茶畑ポイント(標高:154m)de JO1AIJ https://scrapbox.io/files/64085fa21f0e650021bd1224.jpeg
123km:茨城県 那珂市西木倉・農道ポイント
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筑波山は見えませんでしたが、晴れていればこんな感じに見えたはずです。筑波山まで「83km」
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以前JL1HPH局が調査して判明した、赤枠内でのQSO成功を目指しました。 hr.icon
「グリーンフラッシュ現象を確認しよう!」と、友人に誘われ新宿高層ビル街に出かけた。地平線上で太陽が緑色に見えるグリーンフラッシュ現象を、高い位置の太陽なら「高い所にスリットを設置すれば、緑だけではなく青い光も見えるはず」無線より自然のルールが面白かった2009年の夏だった。
グリーンフラッシュ(英:green flash)は、太陽が完全に沈む直前、または昇った直後に、緑色の光が一瞬輝いたようにまたたいたり、太陽の上の弧が赤色でなく緑色に見えたりする、稀な現象。緑閃光(りょくせんこう)ともいわれる。
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高い所をスリットに利用できる環境は、私たちの街になく新宿まで出向いた。高層ビル屋上のへりをスリットとして活用するため、その影に合わせて歩道上の私たちが時間と共に移動する。自作ピンホールレンズを取り付けたデジタル一眼レフカメラを向けた(通常のレンズは太陽に向けないこと)。
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焦点距離250mm相当のピンホールレンズで300m先のスリット光の回析画像。円の一番内側に現れた青系統リングに「予想通り!」と誇らしげだった。この実験から10数年後に無線を再開した。筑波山山頂付近の山岳回折伝搬も、これと同様の境界面でのスリット効果、ナイフエッジ効果なのだろう。
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「電波文化祭⚡️では、無線のことばかりでなく、こんな実演もしてみよう」と、JL1HPHは私を薄暗い控え室に連れて行った。「回折格子スライド」にレーザー光をあてた。壁に映り込んだ赤い光の列は、くせの強い「単点の連続送信」のようだった。「これで筑波山の回折を説明しよう」
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狭山市から水戸市まで107km、標高877mの筑波山は壁となる。直進しかできない信号がなぜ、壁の向こうに到達するのか。「山岳回折を簡単にいうと。狭山市からの信号が筑波山の山頂にぶつかる。するとそこが『新たな送信源」となる。だから筑波山山頂からの移動運用と同じ」と例えた。
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無線の楽しさを子どもさんたちに知ってもらうためには、まずは見えぬ電波を見えることから。R16FRでは「電波を見える化プロジェクト」と呼ぶ。さらに無線の内側にある、無線機の使い方や交信、アンテナや電子工作などに留まらず、無線の世界をこういった光学などにもつなげていきたい。
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狭山市・JN1GGZポイント(標高 86m)
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当局(JN1GGZ)の周囲には、アンテナの高さ以上となる隣接建物が3棟あります。西側(3階住宅)、南側(3階診療所)、南東側(6階マンション)。× の方角は伝搬が遮断されてしまいますが、水色エリアの方角(○)は、隣接建物による影響を受けないので良好です。 https://scrapbox.io/files/6388ef67aa433b001df789c5.png
筑波山は 236°方向、75km離れた狭山市から眺める筑波山は、木造2階建ての寄棟屋根のよう。 https://gyazo.com/8a995ea4cf20104a1155695aa4a958e2
まさか出窓に置いてある991の上に、筑波山が見えていたとは。気づいたのは今年1月、今まで見る前に諦めていた自分に気づき、何かを指し示しているようにも感じたのでした。
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430Mの場合、狭山市は隠れたFBロケなのだそうです。1.3m程のGPをテレビアンテナの上に載せているだけですが、このロケに支えられています。混信の多い平日朝の朝練でも、固定局だけなく通勤の移動局からも呼ばれています。
JCC#1315 GL : PM95RU
埼玉県狭山市の市街地:標高 74m
アンテナ:ダイヤモンドアンテナのGP X30
アンテナ高さ:標高 86m(=74m+12m)
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