音MAD の記号論的分析——楽音の二重分節性と作品の超テクスト性
音MAD 音madに続き、音MAD
読めないので
-p9
現大百科とwikipediaは主にざっとさんによるところが大きい P.F.ストローソンが"改訂的"と称したアプローチで、既存の概念に再構築的な新しい説明を与えることを試みる 以下が参照されている
https://www.youtube.com/watch?v=JUv4WWHf16M
https://nicothumb2img.vercel.app/image/sm9424674#.png https://nico.ms/sm9424674
https://www.youtube.com/watch?v=Rm4J9hurCkY
https://nicothumb2img.vercel.app/image/sm2057168#.png https://nico.ms/sm2057168
https://www.youtube.com/watch?v=9aC3Y93e6WM
p10
単音が楽器の音ではない具体音で p11-14 DoO(1)
原曲が分けられ p15-18 DoO(2)
素材やテーマがひとつ p19-21 DoO(3)
ならば音MADであるとする定義を提案する
カバー曲も除く定義が書かれているがスライド内では論じ切られてない
DoO(改訂的定義)ってDefinition of なに?Ontologyでしょうか
改訂的は原語ではrevisionaryだと思う
もしかしてOtomadか
p11-14
楽器の音と異なり、音MAD素材の単音は単体でも明らか意味がある(有内容な記号である) DoO(1)
それぞれ非事例音/事例音とする
事例音:自然(風、海、動物など)または人間の活動(機械的なもの、手作業、体の動きによるも
のなど)によって生み出されるあらゆる音
非事例音:ピアノやヴァイオリンなどの楽器の音や、言語の活動と関連する音
p15-18
原曲×素材の形式があり、素材が交換可能な性質がある DoO(2)
具体音楽、サンプリング音楽と並んでバグパイプ音楽が挙げられている理由がわからない p19-21
• {音MAD, YTPMV} から音MADを抽出する
• YTPMVの特性は、多種なる素材を使う点にある。対して音MADの特性は、ほとんどの単音が同じなにかを指示している(=中心的主題を持つ) 点に求めることができる。
• 音MADとYTPMVの分水嶺は、この中心的主題の存/不在にあると言える
DoO(3)
ここにはポモってる概念の援用はありません
https://nicothumb2img.vercel.app/image/sm40192800#.png https://nico.ms/sm40192800
p20が飛んでいるんだけど、多分発表時にこれを流したのだろうかcovelto.icon
p22
• 「音MAD風味」といったサブジャンルや映像的記号との交差については、ミュージック・ビデオ論を踏み台にした考察が必要 上記すべて現代音楽との連関の話題が多かったので映像の話題が必要だ
p23-26
シリーズやリスペクトについて
メガタイプは作品のイデアや、あるいはエポックメイキングみたいなもの
久々に思い出したよcovelto.icon
https://www.youtube.com/watch?v=Vat_H2YjabU&t=0s
https://www.youtube.com/watch?v=RU5Yd3bhNLo
限定公開
https://www.youtube.com/watch?v=SJRXyXYV0Zw
p27
作品 X が人力ボーカロイドを含むことは、X が音MADであるための十分条件でもなければ必要条件でもない (十分条件)渡り鳥Pによる『ココロ』は、バーチャルシンガーの鏡音リンの歌唱によるトラボルタの楽曲『ココロ』を、その声を調声した宇多田ヒカルに歌わせたものであるが、これは音MADではない
(必要条件)音MAD作品が必ずしも人力ボーカロイドをその構成部分に含むとは限らない
https://nicothumb2img.vercel.app/image/sm13390409#.png https://nico.ms/sm13390409
p27
https://nicothumb2img.vercel.app/image/sm35872002#.png https://nico.ms/sm35872002←今しれっと再公開した
投稿当初は音MADタグをロックしていました タグ流入視聴層のなかで最も信頼していたからです
投稿直後の段階でメカPさんに捕捉いただいたので、それ以外にもよい方はいるなあと思いました 再生数が軌道に乗った(動画ページのトップにも載った)時点でロックを解除しました
その後はユーザーに編集を任せる形を取りましたが、現時点では代わりに音声MAD@アイマスがついている
@covelto: ヒバナ/渋谷凛 #sm35872002 の動画内で使っているイラストって実はモバマスと別のゲームのコラボ衣装で、動画内では全く気が付かないで使っていたので全然関係ない使い方をしたんですけど、それに見てて気になったかどうか教えてください 則れば、ヒバナ人力m@sterは自分の動画が〈主体〉となった〈メガタイプ〉です
ヒバナ人力m@sterを含む動画が34件見つかりました
ヒバナ人力m@ster 音MADを含む動画が20件見つかりました
キーワード検索でわかるように、このようなシビアな情勢がある 2025/02/07 23:33
大きな動きの遠因にもなった
また、 「X が音MADであるための十分条件でもなければ必要条件でもない」はすべてのDoOに拡大することもできる
ここで示されるのは改訂的定義であるため、反例を挙げるのみではそこまで妥当な応答でない
しかし確かに改訂的という語彙はストローソンのものだが批判・懐疑的な文脈であったはずで、なぜ援用したのか
当然反例はかなり簡単に挙げられ、全く珍しくない
@nanana555: @YesoftenmeansNo あれの「統辞的テクストを持たない例」としてサンプリングミュージックが挙げたられてたけど、柴又みたいな事例音を用いたオリジナル曲音MADの扱いはどう考えてるのか気になった 少なくとも各定義を横断的に違反している例を挙げるべきか
https://nicothumb2img.vercel.app/image/sm41711549#.png https://nico.ms/sm41711549
https://nicothumb2img.vercel.app/image/sm27163926#.png https://nico.ms/sm27163926
https://nicothumb2img.vercel.app/image/sm43604377#.png https://nico.ms/sm43604377
https://nicothumb2img.vercel.app/image/sm34017683#.png https://nico.ms/sm34017683
https://nicothumb2img.vercel.app/image/sm44133025#.png https://nico.ms/sm44133025
音MAD風味への言及さえある以上ある程度ここへ考え及んでいるとは見れる 2024年12月頭にも再びXで盛況したはずだが chasさんですらログ取ってるかどうか @P9_6S: 言語的な話をすると、定義っていうのは「これ以外は〇〇じゃないよ」って境界線を決めることとは必ずしも限らないッスね その言葉の意味の「核」を決めて、そこからグラデーションで「より〇〇に近い/遠い」と判断するほうがいい場合もある https://nicothumb2img.vercel.app/image/sm33004357#.png https://nico.ms/sm33004357
当然クリエイターはそうだ
〈界隈〉への伝播はこのツイートが種だろうか
@YesoftenmeansNo: 昨日話題になってた音MADの学術論文?みたいなの、要は既に出尽くしてる話をポストモダン分野のターム(および権威)によって補強したに過ぎず論壇としては真新しくも何ともない(が、妥当性のある読解を誰もしないから「なんかすごい」で終わる!)というタレコミを見ました @YesoftenmeansNo: まあでも音MADの文化論が語られることすらそもそも少ないんだから、固有の専門用語や概念を持ち出す前にもっとたくさんできることはあると思う @_naari_: あの音MADのスライドに関してはああいった場で残るように発表されたこと自体が大事な事だったのではないかと思うけどどうだろう @jury_other: 僕はまず「(恐らく躊躇われるであろう)音MADを論壇に上げる」ということに価値は付随すると思っているので、たとえそれが既知に塗り固められた援用の塊であろうが枠組みに当て嵌めるのは第一歩だと思っています @jury_other: まァ、そもそもの話音MADって論壇に出すと価値が薄れるだろ!みたいな持論もあるだろうし、それ自体は凄くわかるけど、僕はこういうものってアプローチ以前に全てアーカイブのために必要だと考えている 批評も大体この捉え方してる
とはいえ、少なくとも当分はこのページ以上に文意を汲んだ応答が生まれる可能性は低いと予想する
これかなり興味深いね
意味も結構詳しく正確に載ってるしわんちゃん界隈の人説ある?
あと書いたの筑波大学の人らしいけど、外部のしっかりした人が音MADは違法だから消したほうが良いとか強引なこと言わずにちゃんと中身見て分析してくれるの一界隈人として嬉しさがある
音MADをここまで上手く定義付けしたのは記号論ならではなのかな?(専門外)
いずれにせよ今後の研究の土台になりそうな論文が出たことや、知ってる作者作品が例示されてて、読んでいて面白い
念の為書いとくと著者私じゃないからね! こんなすごいこと書けません
@jubeita: 中々読み応えあったし、YTPMVと音MADの区別はなるほどと思った ……と同時に、こうなると最近の「音MAD合作」は「YTPMV合作」なのでは?って疑問も浮かぶ。以前から漠然と疑問はあったけど。
結論・面白けりゃあ良いんだよ!