リクエスト
shio.icon 参加者のみなさんからあらかじめ何かリクエストがあればお書きください。時間の制約があるのですべてに言及する保証はできませんが、できるだけお答えしたいと思います。2017/12/17 11:48:10 nishio.icon
法律に関して調べ物をするときに、どこで検索すればよいのかを知りたい
Googleで普通に検索すると、特に著作権などに関しては正しくないことを書いている記事がヒットする。医療情報で問題になったようなことが依然続いている
条文の中で分からない単語が出てきたときにどうするか(先日口頭でも質問しましたが、どこかに正解が書いてあると思って検索して、変なブログに書いてある解釈を「そういうものか」と信じたりしてしまいます)
shio.icon そうですよね。状況、よくわかります。今回の講座では、そのための「基本」をお伝えいたしますね。
著作物性のないものに関して「著作権が…」と言ったり、発明でないものに対して「特許が…」と言ったりしているエンジニアをしばしば見る。そういうものの定義について、もし説明する時間がなければ「ここに定義が書いてある」の一言でよいので言及頂くとよいのではないか。
著作権法十条の3
第一項第九号に掲げる著作物に対するこの法律による保護は、その著作物を作成するために用いるプログラム言語、規約及び解法に及ばない。
(この条文を引用した後、言いたかったことを書き忘れていました) プログラムの解法(アルゴリズム)は著作権の保護の対象ではないと条文に明記されているのだから、他人のプログラムを見て解法を真似するのは(その解法が特許で保護されていない限り)合法であるわけですが、多くの人はダメだと勘違いしていると思います。
そう言えば条文に言及される時によく使われる「柱書」「何条の3第何項」みたいな表現も初めて条文を読む人にはピンと来なさそう。限られた講義時間を割いてまで説明するべきではないかもですが。
shio.icon そうですね。定義について、お話ししましょう。前提として「条文の読み方」をお伝えします。その過程で条文の「呼び方」にも触れますね。
特に自分が作っているものに関して「関係のありそうな特許」が見つかった時に「特許になってるからこれをやってはいけない」と委縮する人が多い(昔の自分もそうだった)
業としての実施でないならOK、研究目的の実施だからOK、そもそも出願公開されただけで特許されてない、特許にはなってるけど請求項の一部しか充足されてない、などの「やっていい」例をいくつか紹介いただけるとよいのではないか
shio.icon 十分、列挙できていますよ^_^
などと色々書きましたが現時点の目次だけでもすごく面白そうに思います
なお先日相談されましたifとthenの話について補足しておきます
例えばBASICやPascalなどの言語でif文は
code:Pascal
if 条件式 then 条件が満たされたときに実行される部分
という構造をしており、この「条件が満たされたときに実行される部分」を「then節」と呼びます。
C言語などを含む最近の言語では明示的にthenという言葉を書くことがなくなりましたが、慣習的に「then節」と呼ばれ続けています。
code:C
if(条件式) {
条件が満たされたときに実行される部分
}
なるほど〜。まさに知りたかったのはこれでした。さすがnishio.iconさん、勘がいいですね。中学生の頃に書いていたBASICでは「then」があったのに、最近は見ないなぁと思っていたのです。35年くらい自分ではコードを書きていないので、BASICより新しい言語を学んでおりません^_^
すごく具体的な例ですが、最近「個々人が書籍を裁断スキャンしたPDFを、ウェブサービスにアップロードする」という一件ヤバそうな感じのすることを「PDFへのアクセスができる人をアップロードしたユーザに限定」したら公衆送信ではないので送信可能化権の侵害に当たらないからやってもOKなんじゃないかと考えています。OKだったら参加者に割とメリットがあるので社団内で実際にやろうかなと思っています。
shio.icon はい、ご推測通りです。が、リンク先は不正確な記述が散見されるので、講座のときか懇親会でコメントしますね。
横からすみません。こちら自分も興味があって調べていて、MYUTAの判例(「MYUTA事件とiCloud」参照)が出た時に駄目かと思って諦めていました。どういう手順を踏んでGo or Not goを考えるべきなのか、併せてお伺いできると嬉しいです。 楽譜ファイル(主にPDF)で同じようなことをやりたいと思っています。
在学中は活用できるリソース(D1-Law.com、LEX/DB、法令雑誌)を駆使して以下を調べていたものの、卒業後それらの資料にアクセスしにくくなってしまいました。代替してそれらを活用すべきなのか、それとも一定の部分まで調べたら専門家の方に法律相談(30分?顧問相談?)した方が良いのかなど、ご教示頂けると嬉しいです。 #質問 法令解説の書籍(ex: 知的財産法 第5版 田村先生)
現行法令の原文をネットで確認
法律雑誌での該当しそうな判例、法令研究、答えが出ていない法令上の議論を参照(ex: 以前のまねきTV事件関連など)
判例の原文を参照
具体的な例になってしまうのですが、投げ銭サービスをやるために法律を調べています。現金やポイント扱うとなると資金決済法にひっかかり、 販売や収納代行というスキームを取るべきなのかな…等考えています。どのように専門家の方に相談に持っていくか、またある段階になったら法令適用事前確認手続など活用すべきなのか、アイデアを実現するためにどのようなステップを取った方が良いのか、お伺い出来ると嬉しいです。 #質問 Q: 法律に「政令で定める」と書いてあった場合、その政令をすぐに出せるツールは既存でありますか?
A: 特許法→特許法施行令、特許法施行規則、などに書いてある、elawsで「特許法」で調べれば見つかる Q: ウェブのクローリングが不正アクセス禁止法に該当するか考えようとした時、法律の文言の解釈によって結果が変わってくると思うのですが、どのように思考すると行動に繋げられるでしょうか? #質問