流れを読む心理学史読書メモ
紙のメモから整理しつつ書き起こしする
心理学前史
心理学は哲学の中にあった
「心理学」のような単語が使われたのは、多めに見ても16世紀から
16~17世紀「Psychologia(心霊学)」
18世紀 ヴォルフ「経験的/理性的心理学」あたりで、現在の心理学に近い使われ方が見られるようになった。
人間本性についての関心
学問分野としてではなく「反省的言説」としての心理学 自己言及的な言説で、科学的ではない
哲学の中での心の理論は認識論的で倫理的
アリストテレス、デカルトなど
19世紀半ばになって、やっと個別の学問分野としての――“科学的”心理学が生まれる
【周辺】
哲学:17~19 「理性主義」vs「経験主義」
読んでもイマイチわからん
医学:19 特に、ドイツ実験生理学
実験器具の技術向上により、飛躍的に進んだ
生物学:1859 ダーウィン『種の起源』
それまでの人間観が打ち破られる
人間の特殊性の考察
動物の研究が人間との比較を生む
→比較心理学 (この流れでモーガンの公準などが出る)
精神物理学 / フェヒナー
「定量的」、数量として心理現象を測った最初の例
→ヴェーバー=フェヒナーの法則
「感覚」は曖昧であり、測ることが出来なかった
精神物理学の手法では定量的に数値化することに成功
カントの「自然科学としての心理学の否定」へ答えを出した(?)
これカントマジでそんなんいってんの?
言ってるとして、答えかなぁ。まあ答えか。
p30あたり
ヴントへの尊敬の念がすごすぎて、情報量が多い……!
2022/06/07
メモがどうもうまくいかないので速読もどきをして全部読んだ。結構よかった。
5章が面白い
終章のエモさが良い
日本の心理学史がめちゃくちゃ浅いのがわかった。