誤作動する脳
【注意】
うつ病に誤診されやすいp239。
過半数に強い薬剤過敏性反応がでるp207
薬を飲んで起き上がれなくなる
【症状】
嗅覚の低下
幻覚
幻視:ハエ、クモ、人、鳥
錯視:ものがすーっと動いて見える:池谷裕二『単純な脳、複雑な私』「脳の中のMT野ニューロンが活動すると脳は動いていないものも動いていると判断する」
悪臭
暗いところでものが見えにくい、青い色が見えにくい、夜間の光が眩しい、手ぶれ補正が作動しない
注意障害 (自分の視点が一つの点にロックされているp160)
時間感覚の低下に伴う記憶障害 (時間とセットになったときだけ現れる。見当識障害とは異なる。)時間の長さがわからない。記憶障害(絶対になかった)と忘れたは違う。地図が突然わからなくなる(p120)
(脳が正常に働かないモード)
自律神経症状(汗が出ない、血圧の急降下(起立性低血圧・臥位高血圧)、疲れやすい)
レム睡眠行動障害:大きな寝言、悪夢、動くp177
立ちくらみ、頭痛、耳鳴り
財布が小銭でいっぱいになる(p144)
寝入り端がこわいp174 睡眠と覚醒を司る脳の部分が障害されている
【検査】
認知機能検査
【治療】
抗認知症薬
【対策】
記憶を外部化する(p149)
自分の「できる」を使って、「できない」を違う形の「できる」に変えて生活を続けています(p152)
p45 柳田国男『遠野物語』
駒ヶ嶺朋子 et.al:Lewy小体病における幻覚とザシキワラシとの類似点, 神経内科, 48-5, 2016
p50 脳の誤作動を起こしやすい人だと思ってほしい
p74 理解してもらえない、という思い込み =患者さんはそう考えている。医師はそれを聞く機会を与えられる
p76 支援する人より教えを請う人
p165 脳の状態が変動する病
p186 遅刻するかもしれないと先方に伝える
p189 面倒くさいと思うことは何ですか→料理
p206 トリカブトは附子という漢方薬にも使われる。真武湯
p238 精神科医・中井久夫『こんなとき私はどうしてきたか』「診断とは、治療のための仮説です。最後まで仮説です。「宣告」ではない。」「私はこれからどうなるのでしょう」と患者さんに聞かれたら・・・「希望を処方する」・・・次に「きみの側の強力は、まず第一に都合の悪いことを教えてくれることだ」
感想
私が元気?に元気じゃない、といえるようになったのはいつだっただろうか?2年生くらいかあやの先生とかに言えるようになったような気がする。
食事は相変わらず早食いだけど、食べずにはいられない衝動は昔よりおさまったかもしれない。
目に見えない辛いことはやっぱり伝えるのが難しい
困っている人と、それと折り合いを付けて暮らしていけるための解釈を一緒に探していきたい