百日咳
【病態】
飛沫感染
潜伏期は7〜10日間と長い(亜急性の経過。肺炎球菌など大葉性肺炎は急性期症状が強い)
【鑑別】
マイコプラズマ肺炎,クラミジア肺炎,ウイルス性肺炎
【だれ】
若年者での亜急性の経過
【問診】
家族歴
【症状】
微熱、しつこい咳嗽(反復性、発作性、夜間に強い)(マイコプラズマ肺炎や百日咳)
発作性の咳と吸気性笛音(whoop),咳き込み時の嘔吐を認める.
【検査】
カタル期(発症から2週間程度)では菌量が多く,百日咳菌核酸検出(PCR,LAMP法など)が診断に適する
【治療】
タンパク合成阻害薬のマクロライド系が第一選択(細胞内寄生菌)
※β-ラクタム系が無効(細胞内寄生もしくは細胞壁をもたないため)
・合併症
肺高血圧 PH