椎弓切除術
棘突起,椎弓,黄色靱帯を切除することで除圧を行う後方除圧術の一つである.脊髄腫瘍,腰部脊柱管狭窄症,後縦靱帯骨化症などの圧迫性の神経障害に適応がある.主な術式として,開窓術,広範囲椎弓切除術,片側進入両側除圧術などがある. 『骨転移診療ガイドライン』(日本臨床腫瘍学会)では,脊髄圧迫症状を呈する転移性脊髄腫瘍に対し,麻痺や痛みの改善を目的とした姑息的手術として椎弓切除術などが有効とされている.
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