リン酸コデイン
• 投与後1時間程度で鎮痛効果を発揮するため、レスキューとして使用可能 • 半減期3-4時間と短く、定期投与の際は、鎮痛効果の切れ目に注意が必要である
• 2017年米国FDAでは小児に対して禁忌。国内でも2019年より12 歳未満の小児等に禁忌
• 300mg/日を超えると、鎮痛を副作用が上回るため、第3段階のオピオイドへの変更を考慮する
<小児に対する使用>
• コデインは薬物代謝酵素CYP2D6により、モルヒネに代謝される。
• CYP2D6は遺伝的に活性が高い人と低い人がいることが知られている。
CYP2D6の活性が高い場合、モルヒネの血中濃度が上昇してしまい、呼吸抑制などの副作用が出現しやすくなる。特に小児においてはそのリスクが高い。
・12歳未満の小児に対して禁忌
• トラマドールも同様
• 本邦では2019年より、12歳未満のコデイントラマドールの使用は禁止されています