慢性好酸球性肺炎
chronic eosinophilic pneuonia: CEP
#呼吸器
【原因】不明のことが多いが、薬剤や感染症がきっかけのことがある。
【だれ】40-50代が多く、女性が多い
【問診】
自然軽快→アレルギー性?
【症状】
咳嗽、喀痰
(ー)発熱
喘息の合併が多い(1/3-1/2の例に喘息を合併)
数週間から数か月の臨床経過を示す。発熱から咳で発症し、進行すると、息切れ・呼吸困難を呈する
【検査】
発症時より末梢血好酸球増多を示すことが多い
気管支肺胞洗浄液BALF:好酸球増多
胸部画像所見は、特発性器質化肺炎 COP(cryptogenic organizin pneumonia)のそれと類似する
肺区域に無関係な両側性の浸潤影で、辺縁部に優位。(多発性非区域性)
陰影の移動がみられることも多く、画像はCOPと鑑別困難
経気管支肺生検:好酸球浸潤を伴う肺胞隔壁の線維化病変
【治療】
副腎皮質ステロイドによく反応するが、中止により再発することも多い