ウリハダカエデ
学名:Acer rufinerve
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特徴:カエデ属の落葉広葉樹。南アルプスブランチでは樹高20m、胸高直径30cmを超えるような大木になる。ただし、ブナやオオイタヤメイゲツのように後生枝をたくさん出さないので、成木では葉が林冠上層に集中して分布する。葉は3裂し、まっすぐな3脈がよく目立つ。ホソエカエデ (Acer capillipes) とよく似るが、裏側主脈上に褐色の軟毛があることで見分けられる。また樹皮が縦に黒い模様が入った緑色となることも特徴。この模様がマグワウリ(真桑瓜)に似ていることからこの名が付けられたそうだが、若い枝や幹でしか見られないため、成木を見分けるにはコツが必要。同じく樹皮が緑色になるカエデに、ウリカエデ (Acer crataegifolium) と名付けられたものもあるから、とても困惑する!また、若いホソエカエデの幹の模様もウリハダカエデそっくりなので、この模様だけに頼って識別するのは危険。紅葉は明るいオレンジ、またはピンク色でとても綺麗!最盛期に見ると思わず息をのむほど、と個人的には思う。写真の紅葉は光の加減で暗いが、本当に鮮やかなので一度実物を見ることをオススメします。 https://scrapbox.io/files/606e3026d76a020022f21e8e.jpg
葉表(標本)
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葉裏(標本)
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樹皮
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紅葉