人材採用
企業の人材採用について知るための本を推薦しようとするとき、「採用担当者、採用責任者の立場、経営者」の立場と「求職者」の二つの立場のどちらに立つべきなのか、とふと考える。
実際の人数の比率で考えると、前者が少なく、後者が圧倒的に多いだろう。
しかし、「求職者」の立場であっても、戦略的なキャリア形成を目指すのであれば、前者の本を読むことが大事だと思う。また、今後「ジョブ型」の企業運営が拡がり、「採用」=人事の仕事、と言うことではなくなってくる可能性がある。
このように考えると、採用担当者、採用責任者、経営者目線での本を、多くの人が読むべきなのだろうと思う。
採用について最初に理解べきことは「印象」「面談」で決めてはいけない、と言うことだ。これについてGoogleの実例で学べる本が以下。入り口として良い一冊。
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採用の手順に従い、より実務的・体系的にまとめているのが以下の本。
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上の二冊は2010年代のスタンダードを示す本とも言えるが、2020年代の採用を考える際、専門エージェントやテクノロジーへの理解も欠かせない。この辺については、以下の本が良いヒントになると思う。
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採用時のインタビューにおいて「印象で決めてはいけない」なら、どのような質問が有効か、については幾つか記事を読んでおくと良い。僕は、手元に20程度の質問をリスト化して使っている。参考記事は以下など。
採用時の不適切な質問で適切な人材を排除するな
第一印象に騙されず、最適な人材を採用する方法
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キャリア採用の「面談」にフォーカスして書かれた本。とても、生々しい事例が多く、「面談」という局面では参考になることが多い。一方で著者が「ヘッドハンター」経験から書いていることが理由と思われるが、個別各社とのフィットの分析についてはあまり触れられていない点は注意が必要。
既に古典になりつつあるが、メジャーリーグで、データに基づく採用革命を主導した人々のドラマ。データを重視した男自身の生き方が不器用で、、キャリア論としても良い。映画お勧め。本もある。
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日本の「メンバーシップ型」採用も背景にしつつ、若者の心を描いた本。中高年になってこそ読むと、何か失ったものを思い出す気がする。実務への貢献はないが、こう言う部分も大事では。映画版も良い。
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