色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
・色彩が希薄。個性が薄い。中庸
・つくるは鉄道が昔から好き🚃 駅が
・中庸なのに鉄道駅が好き過ぎる 自分が変なのか→戸惑いと混乱(『グレート・ギャツビー』のニックみたいだ)。 ・食べることに興味がなく野菜や果物を買ってそのままかじる感覚。『 #1Q84 』にもあったような。 ・会話の反復
・つくるという名前 作ること得意 肉体改造 性格変わっていく 分かりやすい
・灰田は秋田出 父が公立大で哲学科の教授 秋田大学? 傷が首回りにある ※全てに意味がある感じ
・作 という名前 父が子にかける思い 創 じゃ荷が重いし、と。
・『巡礼の年』はフランツリストの曲集
・灰田とつくるの関係は少しBL感がある。
・学生運動の話。春樹自体は参加していなかったらしいが、そこは記憶として出てくるんだな、よく。父と同世代だし。
・灰田の父が過去に緑川という男と「死のトークン」の話してるの面白い。 #リング 的な。話を受け継ぐ。ここも『 #1Q84 』っぽい。人の色を見分ける力 ただし死ぬ ・人間それぞれには色がある。緑川の話
・沙羅が抱かれてる時に違和感を感じる。つくるのこころがどこか違うところにあると。それを解決するために4人に会いに行けという召令。
・グーグルやフェイスブックという名称が出てきて驚いた
・これまでの交際は真剣だったが自分に問題があったと認めるつくる それほど惹かれなかったのに
・時間軸が移動交互にする 学生時代と現代と
・射精が意味のある行為 シロとクロの夢 灰田が受け止める 必ず最後にシロに射精する夢をあの訣別からみることに ここも『 #1Q84 』と同じ シロとクロの間のグレー、灰田 ・灰田が秋田に帰郷したままつくるが2年の頃に帰ってこなくなる
・灰田は父と同じ人生を辿っている。あるいは灰田が父なのか?
・セリフの反復はやはり多い
・シロは亡くなってしまった
・シロの夢 シロはつくるにレイプされたという それが原因?細部までみんなに説明 外国人ピアニスト 緑川と関連?東京のうちに来たとき
・お前はからっぽじゃないよ と言ってくれるアオ 心を落ち着けていた 信じてくれるという
・シロは絞殺 浜松市にうつって 死後3日 シロが演奏してくれていた曲もル・マル・デュ・ペイ
・答え合わせをするような。探偵小説っぽさもある。
・アカがタバコを吸っていいか聞く場面で“もちろんかまわない。”と地の文に出てくるの珍しい。
・自分が嫌だったこと(上からの命令)をビジネスにしたアカ アカが犯人?
・地縁がものをいう土地。だから名古屋なのか。
・つくるが五人を支えていた
・シロのとてつもない美人さが失われていた
・巡礼の年の話を最後にする。
・知らなかった同性愛の傾向をアカが自覚した
・アカとあったあと、地の文もおれという一人称になってるのが目立つ 会話では僕なのに
・ル・マルデュペイが血脈のように白や灰田とつくるをつなぐ
・フィンランドにいく。異邦人、孤独であることで孤独の二重否定にならないか?
・アオと会うあたりからページのめくりが加速していく 謎が明かされていく感じと、単純に会話が多くなるからだろう
・“記憶を隠すことはできる。でも歴史を隠すことはできない”
・クロもシロ(ユズ)の言っていることを信じたわけではなかった
・実際にシロはレイプされ、妊娠していた。かなりギリギリの様子で
・クロ エリはつくるが好きだった。それが遠因? ユズにつくるが心を惹かれていて ユズはつくるにも嫉妬 女性であることをやめたがっていた 同性愛ということでなく
・クロ「君はいなくなったけれど、君はいつもそこにいた」つくるを切り離したことはみんなの傷にもなった
・ユズの葬式にいけなかった 娘に名をつけた
・悪霊にとりつかれていた?リストの曲に意味はある?
・色の名前から離れて、固有名詞に戻る。つくるとエリ。色彩のあった青春から。性の世界へ
・たいていの美しいものは音楽のようである
・闇はどこかで地下でつながる。井戸の話と一緒だ。
・ある意味でユズを殺したのは自分がもとみな思う
・つくるが沙羅を愛せるようになってよかったなと思う。『 #惡の華 』のようだ。 ・自分はからっぽだってみんなが一度は思うことだな そして中心がうつろというのも真実。うつわ。うつ。
・駅はまずつくられなくてはならない。そこにとまるための。人を迎えるための。
・“正しい言葉はなぜかいつも遅れてあとからやってくる”
・人は傷でつながる
・地下鉄サリン事件のことが暗示 アンダーグラウンドのこと
・オリーブグリーンのバスローブ、Amazonレビューかなんかでつっこまれてたな
・シロは調和を崩したかったのかもしれない 性的な牽制・抑制からくる軋みを感じ取っていた
podcast『ブック・フォー・ビギナーズ』で友人・荒井くんと『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』について語った
・前編
・後編