坊ちゃん
・侍女の老婆・清は倒幕の折に零落した家の出。
・坊っちゃん、無鉄砲。行き当たりばったり。1円は今でいう3800円ぐらい?月給40円で勤め出す。
・それぞれのあだ名がいい。戯画。東京もんのプライド。
・ずっと文句言ってる小説だな……
例「天ぷら事件を日露戦争のように触れちかすんだろう。子供のときからこんなに教育されるから、いやにひねっこびた、植木鉢のカエデみた様な小人ができるんだ」
→ひどすぎる。
・“世の中に正直が勝たないで、外に勝つものがあるか、考えてみろ。”
・バッタ騒動のあとに山嵐がかばってくれて山嵐の態度は変わらないのに坊ちゃんがまじまじと「いいやつだ」と見たり、その後温泉のことを咎められたりが面白い。
・正直者とイカサマ師の話でもあるんだな。
・痛快。マドンナとうらなりくんがどうなったかはわかんないけど。負けて終わった小説でもある。
・(解説より)夏目漱石は英国から帰国後、妻子と一瞬別居するほど神経症になって、高浜虚子に勧められて治療の意味でも書いたのが『吾輩は猫である』
・(解説より)夏目漱石は小説記者として朝日新聞の専属契約、明暗までずっと朝日新聞で連載
podcast『ブック・フォー・ビギナーズ』で友人・金井くんと『坊っちゃん』について語った
・前編
・後編