一般システム理論
線型な現象のみを扱う近代科学(特に要素還元主義)の時代が終焉を迎えたと共に、非線型な現象の機構を解明して利用する現代科学の時代が始まった。
以降の時代には(特に1960年代以降は)、システム的なアプローチを取らなければ設計が不可能な、非線形性を前提とした高度な自動制御機構(オートメーション,コンピュータシステム等)が次々と実用化され、高度な自動制御機構を前提とする現代社会を形成して行った。その過程で、システムエンジニアと言う職業が台頭した。 なるほど〜〜blu3mo.icon
非線形な現象をシステムとして理解しよう、という主張 システム理論では、電子回路やコンピュータなどの人工物、生物の身体、社会集団など、ミクロからマクロまで、様々な現象における同型な法則を一旦「システム」として抽象化することで現象を整理する。この考え方は非常に大きく成功した。
また、異分野間の理論の重複が激減し、科学研究の大幅な効率化までもが達成された。
すごい、普通に役に立っているblu3mo.icon
それはそう
システムは互いに作用している要素からなるものである。
システムは部分に還元することができない。
システムは目的に向かって動いている。
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目的論的な見方なんだろうけど、具体的にイメージできない ひとつのシステムの中には独特の構造を持った複数の下位システムが存在する。
下位システムは相互に作用しあいながら調和し、全体としてまとまった存在をなしている。
まあそんなイメージはあったblu3mo.icon
「目的に向かって動いている」はようわからんblu3mo.icon
既にノーバート・ウィーナーやウィリアム・ロス・アシュビー、ジョン・フォン・ノイマンとハインツ・フォン・フェルスターのような研究者を通して1940年代から1950年代に、サイバネティックスに近い分野で研究されていた。彼らは、最新の道具を用いず、鉛筆、紙、計算を用いて複雑なシステムを調べたという。
マーガレット・ミードとグレゴリー・ベイトソンは社会科学の中に、確かな、積極的で否定的な反響のようなシステム理論の学際的な原則をもたらすために同じく大規模な対話を行った。ジョン・フォン・ノイマンは、コンピュータを使わず、鉛筆と紙だけでセル・オートマトンと自己複製システムを発見した。アレクサンドル・リャプノフとアンリ・ポアンカレはまったくどんなコンピュータも用いずにカオス理論の基礎に取り組んだ。
コンピューターより抽象レイヤーの話、かつ抽象的≒シンプルなので、紙とペンがあれば研究できるよ、みたいな話かなblu3mo.icon