Stop avoiding politics
https://x.com/iwashi86/status/1973904278181044550
・多くのエンジニアは、職場の「政治」という言葉に顔をしかめる
・「本物」のエンジニアはコードに集中すべきで、政治は無関係だと信じられている
・筆者もかつては同じように考え、政治を嫌うことを誇りに思っていた
・しかし今、筆者の考えは正反対である。問題は政治そのものではなく、「悪い政治」なのだ
・政治が存在しないふりをすることが、悪い政治を勝利させてしまう
・政治とは、人間が集団で協力するための方法に過ぎない
・それはあらゆる組織に存在する、人間関係、影響力、非公式な権力のネットワークである
・政治への参加を拒否しても、政治がなくなるわけではない
・それは単に、自分抜きで物事が決定されることを意味する
・会社でひどい技術的決定が下された時、それは意思決定者が愚かだったからではない
・多くの場合、正しい情報を持つ人々がその場にいなかったことが原因である
・その一方で、影響力の仕組みを理解している誰かが、議論の場で自分の意見を主張し、支持者を集め、自分の案を勝ち取ったのである
・その案が優れていたからではなく、彼らが政治のゲームに参加したからだ
・アイデアは自らを語らない。語るのは人間である
・組織の力学を理解し、人間関係を築き、政治をうまく利用できる人のアイデアが聞き入れられる
・チームを越えて強い関係を築くこと、それが政治である
・利害関係者の動機を理解し、合意を形成すること、それが政治である
・技術的な決定を非技術者にもわかる言葉で説明すること、それも政治である
・良い政治とは、良い結果を出すために、人間関係と影響力を戦略的に使うことだ
・最高のテクニカルリーダーは、実は非常に政治的である
・彼らはそれを「ステークホルダーマネジメント」などと呼ぶが、本質は政治だ
・政治に関わることを拒否するエンジニアは、会社の技術的な意思決定が悪いと不平を言う
・しかし、彼らはその決定に影響を与えるために必要な行動を取ろうとしない
・技術的なメリットだけで物事が決まる世界を望んでいるが、そんな世界は存在しない
・政治的スキルは、人を操るために使うこともできれば、良いアイデアを実現し、チームを守るために使うこともできる
・良い政治の実践とは、必要になる前から人間関係を築いておくことである
・また、相手の本当のインセンティブを理解し、彼らが気にかけている事柄に即して提案を組み立てることである
・上司を効果的にマネジメントし、問題を早期に解決策とともに報告し、彼らの意思決定を助けることも重要だ
・リソースを奪い合うのではなく、他のチームを助けながら自分の要求も満たす「ウィンウィン」の状況を作り出すべきだ
・素晴らしい仕事をしても誰も知らなければ、それは起きなかったのと同じである。成果は積極的に共有すべきだ
・良い政治の対極は「政治がないこと」ではない。「悪い政治がデフォルトで勝利すること」である
・政治を無視すれば、間違っているが声の大きい人の意見が通り、正しいが物静かな人は負ける
・良いプロジェクトは支持者がいないために消え、才能ある人々は組織力学に対応できずに去っていく
・自分は政治とは無縁だと思い込むのはやめるべきだ。誰も政治から逃れられない
・問題は、政治がうまくなるか、すでにうまい人々に負け続けるか、そのどちらかしかない