信頼できない語り手
ゲームにおいて、ややシステム側の説明を行うものやナレーション(天の声)が物語をプレイヤーの期待と外れた方へ誘導するという演出がとられるケースがある。それに逆らうことが制作側の意図であると考えられる。
物語上の大仕掛けとして、誘導に逆らうことで転換点が訪れる。
リーガルダンジョンのアシスタントAIはチュートリアルだったり、各シナリオにおける方針をガイドしたりする存在だが、その方針に素直に従うとプレイヤーは法の正義ではなく警察の組織内論理/倫理を優先する歯車になってしまう。 ナレーションに逆らうことで面白い反応を得られるというメタフィクション的なつくりに主眼をおいたものもある。