批判のやりかた
ソクラテス的方法
ステップ1. 批判対象を明示的にする
もともと明示的な言明や論証の形をしていなくても、言明内容や論拠と思われるものを明示化する
定義・概念分析を利用
藁人形にならないように注意して取り出す
明示責任・立証責任は批判対象の人にある場合が多いが、1. 相手が無能 2.主張者が不特定多数で責任の所在が明確でない などの場合、批判者が責任を代わりに負うと良い
責任能力(ここでは明示能力、立証能力)がない人に明示責任・立証責任を負わせると信仰や循環論証を持ち出したりして、脳死議論が誕生なので、ある程度ノブレス・オブリージュに基づく責任帰属が良い
最初の根拠となる文献とか証人などの立証責任者があったりなかったりするので、あったらそれ(その人)を参照
ステップ2. 根拠が真か、推論が妥当性かを問うて検討
明示化と並行になることも
主張や推論が成り立つ条件、成り立たない条件を見つける
成り立つ条件がわかっていない状態だと、根拠のない万能信仰が生じたり、非合理な執着が生まれたりすると思う
非合理な執着、確証バイアス
(非合理でない執着は、もし執着と呼ぶにしても、別になにも問題ない。)
あんまりソクラテス的方法ではなかったかも
合理的再構成の一種
たとえば手段目的推論を逆に使うのは何の機能のために発生したものかを考える
本来の機能の外では正常に機能するとは限らない
ex. 常識や直観が機能すると想定されている領域は何か?
明示に役立つ
根拠が感情や証言など明示化しがたいものの場合に有用
逆に明示的な根拠が参照可能ならわざわざ使う必要がないかも
この方法では、妥当性や真かは直接はわからない
信頼性は分かるか
✘ どんなものにもメリットとデメリットがある
明白な誤り
○ どんなにもメリットとデメリットを探してみると良い
批判の対象は何か?
言明や考えなどの命題的なモノか?
行為も含む?知覚は?
石とかは批判の対象になるか?
動物に間違いを帰属(「バッタのオスが棒をメスと間違えている」)
Geneological Debunking
信頼だけ根拠への反論には使える