Eliezer Yudkowsky "The Second Law of Thermodynamics, and Engines of Cognition"
#エリエゼル・ユドコウスキー
The Second Law of Thermodynamics, and Engines of Cognition - LessWrong
情報から仕事を取り出せる (シラードエンジン)
逆に、情報を得るためには仕事を行わなければならない。ある系がある系を観測することはシステム間の相互情報量を上げること。これを行うためには系同士が相互作用し、かつ熱力学的な意味での仕事を行わなければならない
認識という営みの物理世界への位置づけ
ayu-mushi.iconしかし下の動画でヨビノリが「フィードバックプロセスのどこかで仕事をしなきゃいけないだけで、観測の段階で必ずしも仕事がいるわけではない」みたいなことを言ってた気がする
観測なしで世界について知識が得られるとするとマクスウェルの悪魔が作れてしまう
世界についての知識がアプリオリな直観 (とか) で得られるというのは熱力学第二法則に反する
論理的真理は可逆コンピュータで任意に小さいコストで計算できるので、ネゲントロピーと考える必要はない
??
認知の機関 (engine of cognition) が熱機関 (heat engine) に喩えられている
Beautiful Probability - LessWrongではベイズ確率論が、カルノーサイクル(最も熱効率のよい理想的な熱機関)に喩えられている
証拠から最大限の知識を得る、理想的な機関
じっさいに情報熱力学では情報熱機関というのが考えられているらしい
大腸菌に潜む「マクスウェルのデーモン」の働きを解明―情報と熱力学の融合による生体情報処理の解析への第一歩― | 東工大ニュース | 東京工業大学
Yudkowskyは熱効率とのアナロジーをしているが、じっさいに熱効率に対応して、情報熱効率というのがあるらしい
このYudkowskyの記事がマクスウェルの悪魔についての現代的な見方と合っているのか知らない
熱ゆらぎを利用する―情報熱機関の実現―
1406.5810 Maxwell's demon in biochemical signal transduction with feedback loop
https://www.youtube.com/watch?v=GlsdAaMb2H4
https://www.youtube.com/watch?v=AFx6CqYtbwQ
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