「ア・ニュー・スピリット・イン・ペインティング」展
“A New Spirit In Painting”
展覧会の主な狙いは、作品の形式ではなく精神の流れを重視し、歴史的パースペクティヴのもとで新しい絵画の方向性を考察することである。
展覧会開催の動機には、官僚主導で政治に左右される大型美術展や、現代美術の難解化、アカデミズム化への批判があった。同様のコンセプトは、ヨアヒミデスとローゼンタールの企画による「ツァイトガイスト」展(1982)へと継承された。 参考文献
The Iconic Building,Charles Jencks,Rizzoli,2005
『10+1』No.49,「『批判的工学主義』のミッションとは何ですか?3 歴史・メディア編」,南後由和,INAX出版,2007
著者:中島水緒