連歌
連歌(読み:れんが)→中世を代表する文芸の一つ。しかし今日ではあまり知られていない。連歌を生業にした者を連歌師という。宗祇(そうぎ)という人が有名。 連歌の形式
短歌は三十一音、短歌は「五・七・五・七・七」
俳句は十七音からなる。俳句は「五・七・五」
このうち和歌を二つにわけて、「五・七・五」を上句とか長句、「七・七」を下句とか短句ということがある。
短歌は、「五・七・五・七・七」すべてを一人で詠むが、この上句と下句をあえて二人で詠む場合を連歌という。すなわち連歌は二人が唱和することから始まった。
連歌は初め、短句と長句の二つだったが、それが長句、短句、長句と交互に三句、四句と続けられた連歌が詠まれた。そうなると、二句のものは「短連歌」、三句以上のものは「長連歌」と名付けられることになった。
短歌と短連歌の違い
音数は同じ
一人で詠むか二人で詠むの違い→コミュニケーションの濃さ、もしくは「遊戯性」
「連歌合」→ある句に、複数の人が付句を試みるもの
第三者に優劣を判定してもらうこともある。優劣が勝ち負けに結びつくとなれば、賭け事にもなる。
主な連歌論など
『僻連抄』
『ささめごと』
『当風連歌秘事』
「連歌のおもしろみは、相手の言っていることを自分なりに理解し(鑑賞・享受)、相手を意識した上で自分がどのように思ったかを述べる(創作)ところにある。創作しながら味わい、味わいながら創作するのである。」
『連歌とは何か』綿抜豊昭著
参考文献:『連歌とは何か』綿抜豊昭著
……これを読み切るのはあまりにも苦しいのでここまで。積読が増えてしまった……一応残しておきます。(くま子)