色彩と音楽
Jim Moginie’s Electric Guitar OrchestraによるRoy De Maistre Music Wheelの解釈
https://www.youtube.com/watch?v=OSpQtCIePRY
音と色の共感覚
音や音楽を聞くと色を感じる脳の現象を「共感覚」といいます。
「私は音楽を聴く時、いつもそれに対応する色彩が見える。また楽譜を読む時も、それに対応する色彩が見えるのである」
メシアンの色聴はかなり具体的で複雑なものだ。『メシアン その音楽的宇宙』の中で、彼は次のように語っている。
「音楽を聴くと、音の複合体に相応する色彩の複合体が私の中では見えるのです」「私の諸和音は色彩です。和音は頭脳に色彩を発生させ、色彩は和音と共に進展するのです」
メシアン以外にも共感覚を持っていた(かもしれない)音楽家は存在します。フランツ・リスト、アレクサンドル・スクリャービン、リムスキー=コルサコフです。あとエドワード・ヴァン・ヘイレンも持っていると言ってました。 特にスクリャービンは交響曲 第 5 番〈プロメテウス〉で色光ピアノなるものを開発して、音楽と共に様々な光を投影する。楽譜の最初のページには調(音)と色彩の一覧表があり、ハ調は赤、ト調はオレンジ色など、音と色彩を対応させているようです。
スクリャービンとリムスキー=コルサコフはお互いに、何の音が何色に見えるかを話し合っていたという記録があります。
ハ長調をスクリャービンは赤、リムスキー=コルサコフは白とし、ニ長調をスクリャービンは黄色、リムスキー=コルサコフは金色がかった黄色としており、両者の見える色が合致するという訳ではないようです。