第11回歌人・短歌紹介レジュメ
日程:2021年2月3日(水)20:00~
抜粋
「よれよれにジャケットがなるジャケットでジャケットでしないことをするから」
「雪の日にカレー屋に行く雪の降る地域の人になってみたくて」
「雪の日に猫に触った 雪の日の猫にさわった そっと近づいて」
「二年間かけて一回お茶するぐらい仲良くなれてよかった」
「閉店したペットショップを見つめてる青年サラリーマン まだ見てる」
「目をつむり自分が寝るのを待っている 猫はどこかへ歩いていった」
「宇宙でもこわれないもの 枕もとにグレープジュースを置いて昼寝を」
「57577にのったりはずれたりしながら言いたいことを言ってく」
「体当たり猫がしている 猫が体当たりしている 光の会話」
「春のなかで君が泣いてる 階段はとてもみじかくすぐに終わった」
「ショッピングモールは夕方になっていて焼いた魚とご飯を食べる」
「きっとこのまま年を越すけどエアコンの風を吹かれて歯をみがいてる」
「ダンボールがきれいな冬の一日に猫が出てくるときの音楽」
「会った人が死んでしまうということをなんか思ったコンビニのレジ」
「午前中に雨 30分LINEする それでは令和でもよろしくね」