極微
仏教用語。物質 (色法) を極限まで分割したもので,原子のようなもの。一指節を 710 または 711 で除した大きさに相当。堅湿なん動の性質のいずれかを有する。この4つはそれぞれ地,水,火,風の独自の性質である。『倶舎論』では,有形の色法がみなこの極微から構成されているとしている。1極微を中心として,上下四方の六方に極微が集合したものを微塵という。
極微 - コトバンク