排除の原理
from はじめのちいかわ日誌
ちいかわとはちわれは排除の原理をもたない。ちいかわは持てないし、はちわれは持たないという違いはあるにせよ。本当はちいかわは排除したいができない。はちわれはそもそも排除しようと思わない。それははちわれの鈍感さがなせるわざなのであるが。排除の原理を持つのはうさぎだけだから、うさぎがいない場合、モモンガという悪に搾取されるつづける。ただはちわれははちわれなりの問題解決能力をしっかりと持つものであるから、これがどういう形になるのか。そもそもはちわれは排除の原理を持つ必要がない。なぜなら排除を必要とするためには、侵入という前段階を必要とするからである。侵入されるから排除する必要が出てくる。はちわれは鈍感なためこの侵入が起こらない。モモンガに搾取されていてもそれを搾取と認識しないために、優しくし続けることが可能となる。そう考えると、うさぎはこの搾取に敏感に気づくからこそ排除の能力を発揮する。うさぎは決して鈍感なわけではないのである。うさぎの高い問題解決能力は、現実検討能力の高さに裏付けされている。鈍感であるとこの現実検討能力を同時に失うこととなる。危険に対して積極的に進んでいくというのは、はちわれもうさぎも同様なのであるが、はちわれはそもそもそれを危険と認識していないのに対して、うさぎは危険の匂いを感じつつも、同時に「何かがあっても自分ならどうにかできる」という自信があるため、危険に飛び込んでいく。うさぎの場合、危険と気づきつつも、好奇心とかスリル、楽しみを求めているのであろう。