啓蒙思想
啓蒙とは、「蒙(くら)きを啓(ひら)く」という意味である。
以前から自然科学の発達やイギリスに始まる市民社会の成立を背景にして、理性に基づく合理的な思想が生まれつつあった。十八世紀を中心に、「理性の光」によって人間を偏見や迷信の闇から解放し、人間や社会をより合理的に進歩させようとする革新的な考えが登場する。啓蒙主義は教会の権力からの解放、神学からの解放、そして合理主義を発達させる原動力となった。フランスのヴォルテールや『百科全書』を刊行したディドロ、『法の精神』で三権分立を唱えたモンテスキュー、社会契約説のルソーらはその代表である。そしてこのような啓蒙思想の完成者が、ドイツの哲学者イマヌエル・カントであると言われている。 「啓蒙とは、人間が自己の未成年状態を脱却することである。しかしこの状態は人間がみずから招いたものであるから、人間自身にその責がある。未成年とは、他者の指導がなければ自己の悟性を使用し得ない状態である。またかかる未成年状態にあるということは人間自身に責めがあるというわけは、未成年の原因が悟性の欠如にあるのではなくて、他者の指導がなくても自分から敢えて悟性を使用しようとする決意と勇気とを欠くところに存ずるからである。それだから『敢えて賢こかれ』、『自己みずからの悟性を使用する勇気をもて!』ーーこれが啓蒙の標語である。……」
ヨーロッパとイスラムの関係ってこのページとなにか関係あるんですか?(この書き方冷たいけど、単純な興味の質問です🥺)
↑「ヨーロッパはイスラームから知識を得て、それが啓蒙思想に発展した」という解釈かと(通りすがり)
この発想をハッシュタグで関連づけるかは個人の裁量でしょうね。直接の関係があるなら、文中でリンク作れますし。
↑書籍に啓蒙思想という言葉が出てきたからせっかくだと思って作ってみました。上の方々の指摘通りなんですけど、『ヨーロッパとイスラーム』の著者は地理学を専門にしていて色んな国を実際に回って得た知見を元にこの書籍を作成したそうなんですが、そのせいかどうも書籍内容がイスラム寄りなのは否めません(まとめる際は著者の解釈通りにまとめてるつもり)。自分はどちらかと言えば移民排斥寄りの思想を持っていて著者と反対なんですが、宗教はどうも近代の啓蒙思想や世俗主義とは相容れないようで、ただキリスト教は特別で西洋でも受け入れられているみたいです。『ヨーロッパとイスラーム』という書籍をまとめるにあたってよく出てくる言葉だからタグに関しては勘弁してください🙏(続き書かないとな…)
[追記]ああそういうことか。酔っててよくわかんなかった(笑) 確かに「ヨーロッパとイスラーム」のハッシュタグ要らないかもしれないですね(もし色んなページに啓蒙思想が出てきて自分と同じようにこのページに関連づけるならこのページのタグが膨大になる)。今後色んなページでリンク付けられるだろうし消しときます‼