人間は過剰なものを必要とする
オルテガ・イ・ガセットの『技術とは何か』で言われていること
人間は「ただ生きているだけ」に耐えられない、すなわち、「よく生きること」が必要である
生存に必要な最低限のことからすると、「よく生きる」は過剰である
よく生きるとは
いわゆる道徳的善ではない
善人として生きる というニュアンスではない
ソクラテスが言うような「善く生きる」ではない
環境を人間側の意志に順応させること
〈楽しく生きる〉とか〈安全で温かな環境で過ごす〉とかに近い
環境からの刺激に単に反応するだけではないということ