モナドが能動的力であるという視点
モナドが力のようなものであるという説
モナドにおいて重要な性質は「最小」という点ではなく「単位」という点だろう。
「単位」はフランス語ではunitéである。その語源はunだ。
unitéは「統一性」という意味も持つ。
『モナドロジー』の2に対する中公クラシックスの傍注(2)には、「モナドは物体の統一力であり、物体を物体たらしめている統一原理であると考えられる」と書かれている。 岩波文庫河野与一訳の傍注(一)では、『モナドロジー』でmonadeと呼ばれるにいたったものは、過去には「原始的な力 la force primitive」や「本當の統一もしくは事象的統一 l'unité ou réelle」と呼ばれていたと解説されている。