システマチック独裁運営
問答無用の五原則とその採用理由を見た時に最初に思ったことは「とても理にかなっている」ということ。 どのようにいいのか? また、これはどのように運用されると思うか。
問題を見つけた場合、問答無用でキック出来る
説明は不必要である
故に、大勢を巻き込んで事が大きくなるのを避けられる
不必要な議論は生まれない
故に、退場者は“適当な理由をつけて”感情を納得させられる
管理側のコストが低い
説明責任がない。求められない。
疑わしきは罰せばよい
場の前提が“独裁”である以上、権限乱用ではない
そもそも“いなくなったこと”すら気づかないのが最も好ましい
違反者は半自動的に退場、という前提をメンバーが共有すること
違反者への注意が必要ない
報告のみを行えば、裁判抜きで判決が下る
故に、“問題がある”と思った相手と議論をする必要がない
この場合も、相手と周囲に対し“何が問題か”という説明義務が生じない
“そもそも問題があるかどうか”という議論を行わない
故に複数からの指摘/多対一の対立構造も行われない
違反→問答無用という図式の良さ
緊張感以上の自治はない
新規だろうと違反した場合は問答無用で良い。
ルールが読めないのでは場に合わせられるとは思えない
傲慢ではあるが、質の確保が行える
放置した場合の重大なインシデントを未然に防げる
この場合「ルールの読みやすさ」は課題となってくる久住哲.iconkluftrose.icon
新規流入を止めてしまうのではという意見もある
デメリットではあるが、メリットでもある
アクティブ率が確保できていればよいという考えがある
つまり、問答無用で管理側が独裁的にキック/BANを行えるということは、内部を自動的に理想的な方向に誘導するのに適している。
これには、管理人それ自体が「機械仕掛けの神」である必要がある。「それが出てきたら、強制的に舞台が終わる、権威ある存在」。
そして、それらがまるでシステムであるかのように、参加者側から呼び出せる必要がある。
これは、管理人に人間的葛藤が必要ないということではない。それらがあった上でも、システマチックに見せる必要があるということ。(互いに銃を突きつけている状況でなければ、緊張感は生まれない)
しかしながら、これには問題がある。
理想を保つには、常にコストがかかる
監視を行い未然に芽を摘むことが必要になる
管理人は一人であるが、参加者は無数である
この権限を他者に渡す場合、“判断基準”を定めなくてはならない
この時点で管理者側のメンバーへの“説明義務”が生じる
また、明文化することで、管理人自身の“独裁”も制限される
王制から共和制への移行
これらから、維持コストは分散できないか、出来たとしても別のコストがかかる。
歴史と人間関係の問題
“軽い問題”である場合、人間関係が出来上がるほど見過ごされやすくなる。
管理はシステマチックになるべきだが、管理人は人間だから。
管理人は人間であるべき。それによるどうしようもないデメリットが長く続けると表出するということ。
“判例”が溜まることによる、思考停止
“前はこの対応をしたから”という、理想を鑑みない対処
自動的になればなるほど、恐らく不満は溜まる
その上、自動的なタスクは重なるほど面倒である。それは書類に判子やサインをするだけの作業に等しい。
単純に興味関心の低下、あるいは方向違い
様々あるが、最大の問題は最初は良くても最終的に体力が足りなくなるということ。
規模が大きくなるほど、絶対に“普通の人間が無給で行える範囲”を超える。
そして、独裁制であったが故、“どのように進めばいいか”という無自覚の囁きを失ったものたちは、拡散していく。
一部の精力的メンバーには銃を突きつければ終わりの話を、自治として話し合い続けようという欲求が出てくる。
(これは全く悪いことではなく、自然だ。銃がないのだから、話し合うか、殴り合うかしかない。)
しかしそれが結果として「殴り合いを続けている場だなぁ」という印象を受ける。排他的な印象を見せ、保守的に見える。
改善の方法を考える
独裁コストの高さ
より横暴な権力を振りかざしてもよいことにする。
体力が続かなくなった段階で次の独裁者を決める
恐らくアープラはこのイメージ
後継者によって導かれる方向性が違くなる
※ただし、決めることにもコストが掛かる
→革命制の導入。独裁者への不満が溜まった場合、打ち倒しても良い。 これがよりゲーム的であり、お祭り的な催しであれば、なおよい。
革命の代表となったものは、そのまま次の独裁者となるか、推薦したい後継者を指名する。
たのしそう。
その他について
「定期的な入れ替わり」が正常に行われる場合、あまり問題にはならない予感はある。
ただし、歴史と人間関係の問題は解決しない
人間である以上人間関係によって判断が決まってしまう
しかし、古参を優遇しすぎることはコンセプトにあってない気もする。👌
教会の元老院みたいなひとびとが出てきて運営に口を出してきたときも困る。
→階級制度の導入?
RankをあげられるBOTが導入されているようなので、ポイント制でランクが上がるとよい
ランクが上がった場合、“問答無用”の裁きを、ランクの降格によってある程度軽減出来る
キック、BANまではされない警告が実装されるということ
現状でも孤島送りがそれを担っているか。
しかし、ランクによって明確に“警告された事実”は残る
なんかいい感じのことをしているとランクが上がる
一番下に近いランクでよくないことをした場合、問答無用の追放が行われる。
新規は一番下から始まるので、よくない人がばって入ってきた場合の追放も、ダブスタにはならない
当然、繰り返し悪質な行為をしている場合、ランクとか関係なく裁かれる。
問題点:説明も実装も運用も面倒そう。
ただし、「贔屓する理由」を明示化することによって、不満を防ぎ、問題を未然に解決することは出来そうな気がする。
ランクを上げるのが大変なのであれば、まぁまぁ納得出来る。(これはcman.iconのゲーム的感覚かも)
メリットとデメリット(導入,運用コスト)が見合ってない気はするので、何か革新的アイディアがあるまで漬けておいた方がよい
「管理人論」あるいは「管理人教本」はあったほうがよさそう。👍
実際の運用というより、メタ認知に役立つもの。区切りを考えるための、「はじまりからおわりまで」の教本
ここまで話してると、管理人になるには、最終的に「ワシもそろそろ引退かの……」という感覚が大事そう
もちろん、初期衝動のパッションも大事。
以上。