コードスイッチング
二言語話者(バイリンガル)が母語と外国語を交互に操りながら話す話し方。 話し相手が自分と同じ種類の言語を使えるときに起こる。(不確かな言語習得によるものではない)
また、親しく感じることが出来る人(あるいはそうした気持ちを表明したい人)に対してよく起こる。
コミュニケーションを成り立たせるコードスイッチング
referential function 片方の言語で表す言葉が思い浮かばないときにもう片方の言語で表す
directive fusion 聞き手が理解出来る/理解できない言語へ切り替える
それ以外のコードスイッチング
situational code-switching 場面、状況、話題の変化:プライベートから公的な話、など
enblematic switching メンバーシップの確立:民族固有の言語等を使うことによるデュアルアイデンティティの表明 enblematic switching (象徴的コードスイッチング)は、特に語尾や感嘆符などだけを母語にスイッチする短いものに使われる。
利害関係の交渉:we-codeとthey-codeの使い分けによる、心理的距離感の表明
we-codeは民族色の強い言語であり、親しみ(心理的距離の縮小)を表す。
they-codeは民族色のない共通語であり、他人感(心理的距離の拡大)を表す。
どちらの言語にすべきか見定めるコードスイッチング
自身と相手の心理的距離を見定めるもの
cman.icon日本語では敬語→砕けた喋り→地元方言の形で見られるかも。
いずれにしても、言語能力の不足、言語運用の未熟(performance error)ではなく、むしろバイリンガルが持つ言語能力、言語技術に基づいた言語運用(skilled performance)であると言える。
映画で実例がたくさん挙げられそう