カイザーとバフチンのグロテスク
カイザーのグロテスク論
陰気で不気味であり、名づけようのない「エス」を表現しているとする。疎外されたもの。
バフチンのグロテスク論
陽気であり、人類の根源的な力、さまざまな要素を混ぜこぜにし、また新たに生きる力を生み出す
その営みが「カーニバル」である
バフチンはRHWにおいてカイザーのグロテスク観を主にモデルニズムのグロテスク分析により得られたものだとし、良くてもロマン主義のグロテスク観にとどまっていると批判している。