アドラー心理学
ここでの「分離」とはどういう意味か
ここでいわれる「分離」がなにとなにとの分離でたるかというと、自分と他人とのあいだで課題を分けること。 例えば、親が子供に「良い大学に行ってほしい」と願うとき、希望の大学に入ることは子の課題であって、親の課題ではない。「子を良い大学に行かせる」ためにあれこれするのは、課題の分離がうまくできていない。 しかし、「子が希望大学に入れるようサポートする」のは、親の課題としてありうるだろう。例えば、バイトをしなくても参考書を買うためのお金を得られるように、小遣いを渡すこと。
しかし、子がバイトもしつつ大学に入りたい(親への依存度を減らしたい)という課題を持っているときは、どうなるんだろう?
ex. 「Aだから、〜できない」「Aでないから、〜できない」
見た目の因果律とは、実際には因果関係はないが、因果の形式で表明されること。 例えば、
赤面症だから、男性とお付き合いできない。
ここには因果律はないが、因果律があると思いたい人がいる。
ブサイクなので、彼女ができない。
もし整形してもモテなければ、そっちのほうがショックが大きい。この大きなショックを回避するために、手近な言い訳で他者との関わりから逃げているのだ……というキツい言い方をする(ようなイメージを持たれる)
不安を感じるから出来ない。
出来るのならば他者との関わりに入っていかざるをえなくなるから、自ら不安を生み出しているのではないか? 実際の自分よりも良く見せようとする。
ex.
過去の栄光にしがみつく。
肩書きを振りかざす。
他人の手柄を横取りする。
他人の価値を下げて、相対的に自分を良く見せようとする。
ex. いじめ