まずは定型を守るのが大事
初心者にとっては難しい
練習が必要
ななし.icon短歌は「歌」なのでまずは57577のリズムをメロディのように身につけると定型も身につくと思います。
短歌の定型は一見足枷のようなものに見えて、作った文章を短歌だという保証をつけてくれる魔法のリズムでもあります。
たとえば
「言葉ではない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ラン!」/加藤治郎 この歌は一見すると全然なんだかわからない文章ですが、!も一文字と数えると31音で短歌の定型に収めようとすることができます。これは短歌と主張することができます(無理はあるけどね)
今から短歌を始める人は、初谷むいがこうやっているからって、同じようにがーって作るとダサくなる、きっと。五七五七七が一番かっこいいので、定形を意識して作るか、せめて直すときに意識した方がいいです。
と言ってるので、破調ばかり作る人にとっても、57577のリズムには強い魅力があると思います。
かといって破調が悪かと言ったらそんなことなくて
「びつしりと池に犇めく黒黒の蝌蚪よ踊れ踊れおどれおどれおどれおどれ」/久住哲 この歌の下の句は定型には収まっていないけど、収まらない文字数を詰め込むことで蝌蚪(オタマジャクシ)のあのいっぱいいる感じを非常に効果的に再現している。
これつくった人同じコミュニティにいるってマ!?天才・・・・
定型との付き合い方は、定型を気にしすぎて言いたいことが言えなくなっては意味がないし、定型を外しすぎると短歌として見られなくなりがちになってしまうので、ちょうどいい距離感がいいですね(それがむずいって話だろ)