はじめが2023年M1を振り返る
2023年M-1。さや香の決勝ネタ、アープラ的には高評価だよね。一般受けはしないだろうなとは思ったけど、個人的には面白かった。あそこで何であの尖ったネタを持ってきたのか聞いてみたい。早速ツイッターで「さや香のネタ」がトレンド入りしてるけど、やっぱり新山って偏差値高い高校の出身みたいだね。勉強してるタイプが作るネタだよね(全然そうだとは思ってなかった)。相方はどう思っていたんだろう。自分も今までの人生でああいう部分(学問的な部分)って一般社会の中では比較的隠して生きて来てたから(アープラにはそういう人多いと思うけど。だからこそアープラが受け皿になるんだけど。)、ああいう晴れの舞台で新山がそういう部分を全開にネタをやっていて、面白さとヒヤヒヤ感が同時にあった(それは自分が勝手に投影しているだけなんだけど)。新山は自分の中のそういう部分と一般社会との兼ね合いって今までどういう風に付き合ってきたんだろうな。自分みたいに隠してるタイプだったら、あの場でああいうネタはしないだろうなとも思うし。今までのさやかのネタはあまり好きではなかったけど、今回で一気に好きになったな(世間と逆)。普通のネタをやれば勝てた勝負だっただろうに。勝負師なのか無謀なのか、何も見えていなかったのか、わかった上でやっていたのか。
後日分かったこと
新山は教育大出身
スーマラの武智はあのネタをやることを「17回も止めた」ということ
さやかは新山がネタを作っていて、新山にネタの決定権があるということ。おそらく、話し合って何のネタをするのか決めるという感じではない可能性がある。武智いわく、「あのコンビは仲が悪い」(まぁこれは冗談も含むだろうけど)
元々このネタができた経緯は、他の何組かの芸人たちとユニットライブをやっていて、コロナ禍で無観客になっていた時に、芸人同士でネタを見せあおうということになった時に作ったネタだということ。つまり、内輪向けに作ったネタだったということ。
だけど新山はこのネタにこだわりがあり、M1に臨む1年前にはこのネタを決勝でやることを決めており、このネタを決勝でやるためにエンゾのネタを作ったということ。
(余談)こういう時、千鳥の大悟は落ち込んでいるさやかに優しかった。
だがここまでのことがわかっても結局わからないままだというのは、新山が優勝を狙いにいったのか、優勝は度外視して自分のネタをやることを優先したのかということ。もし後者なのであれば、新山はやりきったのだから何も落ち込むことはないのだが、やはり何か落ち込んでいる様子があるような所を見ると、完全に後者でもないのかなという所もあるし、わからない所がある。
ジンギス談にさやかが出演している回を見たのだが(収録はM1前)、上記のコンビ仲悪い説はどうやらマジらしい。
ヤーレンズはファーストラウンドで爆発した分、決勝でそれを越えるのは難しかったかなと思う。さやかのネタは上で書いた通りだから、令和ロマンの優勝は妥当かなと思う。ファーストラウンドを含めると、真空ジェシカが安定の面白さだった。個人的にはくらげも面白かった。ミルクボーイと被るし、それを越えていないというのはそうなんだけど。それとダンビラムーチョの歌ネタも良かった。特に2曲目のアイドルはイントロ無しで最初から歌詞が入るから、またイントロからかなという予想を裏切られて面白かった。