『黄帝四経』
『黄帝書』
『漢書』芸文志・諸子略・道家にみえる書(「黄帝四経、四篇」)
1973年に馬王堆漢墓から発見された四篇の文書がこれにあたると推定されている(馬王堆帛書)
澤田多喜男による訳註書がある(知泉書館)
『老子』乙本の巻前に置かれていた、四篇からなる佚書である。いずれも当初からの篇名を有し、内容および書写当時の歴史的背景を踏まえ、一括して『黄帝書』(黄帝四経)と名付けられた。
『経法』 - 「刑名」の思想(黄老思想)について論じる。
『十六経』 - 黄帝と臣下の問答形式を取る小篇が多く、「刑名」ならびに「陰陽刑徳」について論じる。
『称』 - 格言に類する語句を集め、内容的には前2篇と同体系に属する。
『道原』 - 道の性質と本源を論じるが、「刑名」の説ともある程度の関連がある。
馬王堆帛書 - Wikipedia