『読んでいない本について堂々と語る方法』読書会
2021年1月31日~2月8日の期間で行われる定期読書会
ピエール・バイヤール(パリ第8大学文学部教授・精神分析医)による読書や教養に関して書かれた本。
読書メモ・感想自由に書き込んでください
2021/2/1 21:00 第1回読書会VC
トーチカ.icon今日は進んでも序~1章くらいまでを予定してます。読んでない人にもわかりやすくいきたいので質問とかあれば遠慮なく~
Q「読まない人に対する印象」
感想を共有するなら、読んでいてほしいではありますね。普通のケースでは読んでなくても悪い印象はないです!
自分がそれほど読書家じゃないので読まない人に悪い印象はあまりないですね。
批評をするなら読んだりしてほしい~
教師や専門の人には読んでいてほしい
この本は・・・
知的体系の網の目のなかでその書籍がいかなる座標に位置しているかを理解できていれば
それは実質的に読んだのと同じなんだ的なことを書いていたような記憶がある
仮にその本以外のことをすべて知っていれば読んでいなくてもその本を知っているも同然ですね。(読んでいない人の感想)
序論:読書における3つの規範
・読書義務・・・読書は神聖なもの
・通読義務・・・始めから終わりまですべて読まなければならない
・語ることに関する規範・・・正確に語るには読んでなければいけない
本をあえて読まない人
本を読むと影響されてしまうから読まない人など
ex)オスカーワイルド
本を読むことは、必ずしも積み上げだけとは限らない。
忘れてしまう
自己を歪めてしまう
読んだ書物は自己のフィルターを通して記憶されていく
読むことよりも本の地図を覚えることが大事。
本の地図・・・(この本はどういう位置にあって、どういう流れにあるか、ジャンルとそのサブカテゴリなど)
司書と将軍の会話
将軍「すべてを把握するのは大変じゃないか?」
司書「書名と目録以外は読みません」
司書「ある1冊を読むということは、それ以外を読まないということ」
本全体を見渡せるとどんないいことがあるか
1、人に勧められる
2、マジで自分で読みたくなった時すぐに手に取れる
コミュニケーションの場面で役に立つ
人と楽しく話ができる
読んでない本について堂々と語れる
全体を把握できる能力こそが教養。
ひとつを深めるよりも他と比べられるほうがより教養があると言えるのではないか
教養というと専門的な知識というよりも広範な知識という印象はありますね
共有図書館というワード
トーチカ.iconこれは読み込んでみなさんと話したい
ある本や概念に結びついた知識体系みたいな概念かな
内なる図書館をアイデンティティの中核と持つ人が読書人byトーチカの手元の本 佐藤さん
既にその人の中にある知識体系を、本を読むことでそれに投影し、それによってアイデンティティを強化していく営みが読書であると
内なる図書館→偏見の集積
共有図書館→本の地図
共有図書館が見えてこないと、本を堂々と語ることはできない
読まなきゃいけない人と、読まなくていい人がいるよね
トーチカ.icon読んだと読んでないの境界について以降は話したいですね~
2021.02.07 第二回読書会VC
①「遮蔽幕としての書物」ー「共有図書館」
②「内なる書物」ー「内なる図書館」
③「幻影としての書物」ー「ヴァーチャル図書館」
内なる書物 トーチカ.icon自己の中核に近い
アイデンティティ、偏見
実際の本の意味というより、書物と書物の関係性?
内なる図書館は共有図書館の下位に分類されるべき集合体
幻影としての書物
本そのものを理解することはできない。偏見を通して理解する。
スクリーンとしての書物
文字を通して自己投影する。
ヴァーチャル図書館
公共圏
・読んでない本について語るとか言いながら、本を読んで体系を身につけるって言ってて皮肉だ!
・教養って哲学カフェでもやったけど・・・
教養って1冊の本から得るものではなく、知識体系が大事。
Q:じゃあどうやって身につけるもの?
p195(第3章)個人の無知や知の断片化が隠ぺいされる舞台だということだ。
知識よりコミュニケーションが大事
・本の読み方について
なるせ.iconあっちゃんもまず目次をよく読めって言ってた!
しゅれでぃんがー.icon最初から読んで理解できない本は後書きから読んで内容を把握しますね
uvoa.icon第1章でも、教養ある人は全体像を掴んでいっているみたいなことが書いてありましたね。
トーチカ.icon読書人生において読んで無駄だった本とかをうまく精査出来たらもっと楽しく読書人生が送れるかも
sein.icon章立てされている本は章の最初と最後を読んで把握するのもよくやる。
Qこれって本だけじゃない話だよね!?
外に出ていろんなものについて考える
全員が同じ本を読んでいることを保証されているのなんて学校だけ。
バーチャル図書館(公共空間)では、同じ本を読んでいるか確認のしようがない。
→曖昧さが保護されている。
p88の読んだことはあるが忘れてしまった本〜の下りが好きです。
読み始めた瞬間に忘却は始まってしまう、完璧な読書は存在しないという。
うちの大学(文学部もどき)の新入生歓迎会で「おめーらは現代文が得意だと思ってるんだろうなぁ!?んなもんが得意でどうする!?全部忘れろ!!!あれはクソだ!!!!(意訳)」と喝破された思い出…
トーチカ.icon次回のVCで最後になります~