『死者の書』VCその一
場所:Discordの102会議室
別に読んでなくても参加OK
参加者:塩化ニウム、とにわ、イタロー
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折口信夫
物語のあらすじ
作品内の背景
人物の相関関係
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<塩化ニウムのメモ>
読み始める前に現代語訳の現代語訳を試みる。正直、暗号文の解読に近い。※下記にフリガナを記載。
風景描写が長々と続く。まず主人公は誰だ
↳主人公の紹介より先に、風景描写とヒロイン名(耳面刀自♀)が先に登場するからややこしい。
・主人公=滋賀津彦(しがつひこ)=大津皇子、と思わせるが、実質は6章から登場する『郎女』が主人公か。
↳追記 主人公=郎女と解説してるサイトばっかりである。そもそも、郎女=中将姫 であるのか。なるほど。
ーーあらすじのあらすじーー
死者である大津皇子は『耳面刀自』が既にこの世に居ないため、
同じ血縁である『郎女』を耳面刀自だと思い込み、郎女を當麻寺(女人禁制の寺)へと死者の呼び声で引き寄せる。
各章で文体における人称が変わる。
例
1 主人公=滋賀津彦 の語り
2 修験者 の語り
3 『姥』や作者 の語り
4 『姥』や作者 の語り
5 主人公=滋賀津彦 の語り
6 郎女 の語り
7 郎女 の語り
8 作者(京の噂話)
9 大伴家持 の語り
ーーー自由間接話法とはーーー
引用句を用いて他者の言葉を伝える直接話法と、接続詞(フランス語なら例えばque)を用いて他者の言葉を話者の言葉で伝える間接話法の中間に位置づけられる話法ないし文体である。
各章 あらすじ
1 死者(滋賀津彦)が耳面刀自を想いながら目ざめた。
2 二上山で郎女の魂ごいをしていた当麻の修験者が死者の墓のそばで異様な声を聴いた。
3 万法蔵院(=当麻寺)の女人禁制を犯して捕まった郎女に『姥♀』が藤原氏の話を始める。
4 『姥♀』は大津皇子と耳面刀自、そして『郎女』との因縁を語る。
5 死者が自分が滋賀津彦であることを思い出した。
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6 郎女 徹夜で二上山まで歩いた。
7 郎女 神隠しにあう。(死者に呼ばれる)
8 神隠し の噂話 などなど
9 郎女のうわさを聞いた大伴家持が横佩家の前を通った。
10 郎女のもとに、曾祖母の法華経や大叔母(光明皇后)の楽毅論、父が書いた『仏本伝来記』が届いた。
11 郎女は「ほけきょう」と鳴く鶯が気になる。
12 家長老 額田部子古 が女人禁制を破った郎女に激怒
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ーーー漢字のふりがなーーー
滋賀津彦 しがつひこ
俤びと おもかげびと
耳面刀自 みみもとじ
額田部子古 ぬかたべのこふる
大伴家持 おおとも の やかもち
横佩 よこはき
二上山 ふたがみやま
郎女 いらつめ
当麻 たぎま
耳面刀自→滋賀津彦の生前のあこがれの女人
風景描写
折口信夫のシャーマン的な記述(塩化さん)
折口信夫の歴史に対する興味
テーマになりそう
古代日本という舞台
書きやすいもの、書きにくいもの
フィクション
山の神秘性
雑誌に掲載したとき、六章が冒頭だった
全二十章
「二」の南家郎女
三人称
語の読み方の問題
当麻
たいま
たえま
たぎま
通例の文章作法を破っている
文頭下げしない
一時下げは、台詞
視点の移動・変容
小説の映像とのちがい(塩化さん)
視点
ナレーションでなく、画で表現
→話者を想定しなくてもよい、ぼやかす
鳥の視点→鳥瞰、俯瞰
小説だと、一人称や三人称を意識する
この小説は映像的(塩化さん)
提示された映像の順番で、物語は鑑賞者が補完する
トリップ、アヴァンギャルド
どこまで計算してやっているのか?
天然か、計算か
視点のグループ
「一」「五」 したしたグループ
「二」 修験者
「三」「四」おばあさん
「六」「七」「十一」郎女
「八」「九」「十」大伴グループ
戯曲の台本
ト書きと台詞
要約していく
理解≒要約(塩化さん)
スレより
「十四」に、(東大寺の)大仏開眼供養が八年前、とありますので、開眼会が752年なので、だいたい760年ごろかと思われますね!
天平宝字4年ごろかな
24時すぎに終了
おつかれさまでした!